
お客様各位
いつも高橋酒造の商品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
2024年12月13日(金)より販売を開始いたしましたお年玉企画「福箱2025」ですが、ご用意していた10,000円セット100箱と20,000円セット50箱が完売いたしました。このたびは多くのお買い求めをいただき、誠にありがとうございました。
福箱2025の再販は現在のところ予定しておりません。ご購入を検討されていたお客様につきましては誠に恐縮でございますが、ご理解の程何よろしくお願いいたします。
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お客様各位
いつも高橋酒造の商品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
2024年12月13日(金)より販売を開始いたしましたお年玉企画「福箱2025」ですが、ご用意していた10,000円セット100箱と20,000円セット50箱が完売いたしました。このたびは多くのお買い求めをいただき、誠にありがとうございました。
福箱2025の再販は現在のところ予定しておりません。ご購入を検討されていたお客様につきましては誠に恐縮でございますが、ご理解の程何よろしくお願いいたします。
本年も弊社商品をご愛顧いただき誠にありがとうございました。
誠に勝手ながら、下記の期間は年末年始休業とさせていただきます。
2024年12月28日(土)~2025年1月5日(日)まで
〔2025年 1月 6日(月)は営業いたします。〕
■「お客様相談室(お問い合わせメール)」へのお問い合わせについて
2024年12月27日(金)正午から2025年1月5日(日)までの期間にいただきましたお問い合わせにつきましては、
2025年1月6日(月)以降、順次ご対応させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
※「球磨焼酎ミュージアム 白岳伝承蔵」については、以下URLをご覧ください。
https://www.denshogura.jp/news/3713/
先日お知らせいたしました、お年玉企画「福箱2025」を本日より販売開始いたしました!
今年の「福箱2025」もどのような内容であればお客様に感動していただけるか、また福箱をご購入いただいた方からの貴重なご意見やご要望を参考にさせていただき、考え抜いた自信満々のセットとなりました。
◯「福箱2025」販売ページ
URL:
https://hakutake-shop.jp/view/category/fukubako2025
◆発送日
12月27日(金)
※着日は12月30日(月)、31日(火)、1月1日(水)以降でご指定頂けますが、
配送状況によっては遅れが生じる場合もございますので予めご了承ください。
※年内お届け希望の場合は12月26日(木)中にご注文ください。
◆注意事項
① 売り切れ次第販売終了となります
② ご家庭用の福袋のため熨斗、包装を承ることは出来かねます。
③ 予約商品のため、他の商品との合わせ買いはできません。
④ 予約商品のため、「銀行振込」はご利用できません。
今年は価格の異なる2つの福箱をご用意いたしました。
※セットの詳細は下記ご参照ください。
★福箱2025「華」10,000円(税込/限定100箱)
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毎年大人気の「白岳干支ボトル」に加えて、熊本の逸品や完全限定のオリジナルグッズなど、福箱でしか手にはいらないアイテムが満載のセットです。
★福箱2025「極」20,000円(税込/限定50箱)
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10,000円セットを更にパワーアップさせた白岳の最高級品が詰まったプレミアムセット。国内流通していない商品など、極上のラインナップを味わいたい方はぜひお試しください。
なお購入の特典として…

【抽選で3名様】「益々繁盛×オリジナル干支ボトル」(非売品)をプレゼント!
※「益々繁盛」について
https://hakutake-shop.jp/view/item/000000000043
2セットとも【数量限定】&【売り切れ次第販売終了】となりますので、お早めにご購入ください!
白岳の限定焼酎やオリジナルグッズを詰めこんだ年末年始のお得なお年玉企画
「福箱2025」を今年もオンラインショップ限定で販売いたします!
〈販売開始日時〉
2024年12月13日(金)17:00スタート
福箱2025特設ページURL:https://hakutake-shop.jp/view/category/fukubako2025
毎年大好評の「オリジナル干支ラベル」や熊本産の絶品おつまみなど、今年も福箱でしか手に入らないスペシャルアイテムが満載となっています。
毎年販売開始から数時間で売り切れている人気商品ですので、ぜひスタートと同時に福箱2025の特設ページまでご来場ください!
このたび、12月6日(金)から12月20日(金)の期間中、“オフィス街ではしご酒を気軽に楽しめる横丁”として人気急上昇中の虎ノ門「小虎小路」にて、「白岳KAORU冬の星空ハイボール祭」を開催いたします。

◆公式プレスリリース
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000033.000064466.html
◆期間: 2024年12月6日(金)~12月20日(金)
対象施設 :虎ノ門「小虎小路」内の全10店舗
小虎小路HP:https://kotora.info/
※店舗により店休日、営業時間が異なります。詳しくは各店舗にお問い合わせください。
内容:
①キャンペーン参加店舗にて「白岳KAORU」を最初の一杯100円にてご提供!
➁普段「白岳しろキッチンカー」でイベントを盛り上げる「KAORUガールズ」が小虎小路に出張して、白岳KAORU星空ハイボールのおいしい作り方を教えてくれる他、1杯試飲いただけます!※なおKAORUガールズは、下記期間のみの出動になります
・12月6日(金)17:00~22:00 ・12月9日(月)~13日(金)17:00~22:00
仕事終わりの方にもふらっとお立ち寄りいただける横丁一体型の企画となっておりますので、小虎小路各店の絶品料理と白岳KAORU星空ハイボールでぜひ極上のはしご酒をご堪能ください。
クリスマスと言えば、子ども達にとってはサンタクロース。夜空を駆けて全世界の良い子のためクリスマスプレゼントを届けにくる。そう、私も子どもの頃は信じていた。
実はサンタクロースなんて存在しないということを知ったのは、何歳のときからだっただろう。プレゼントは父親や母親が夜中に、そっと置いてくれるものだと友達の誰かから教えられたためだ。
そのときは衝撃だった。会ったことがなくてもサンタクロースは太ったお爺さんで白髭ふさふさの真っ赤な服を着ている人だと思っていた。
しかし、大人になった今でも、自分が子どもの頃にサンタクロースを信じていたことは厭ではない。それどころか、自分が、サンタクロースが大好きだったと考えると心地よくなる。
あの頃の自分は、どんな少年だったのだろう。そう考えると、何だか甘酸っぱいものを感じてしまう。
そんな私も、今では人の親である。やっと息子は言葉を話し始めた。そして、もうすぐクリスマスだ。
息子に私はとっておきの話だ!と語ってやった。
「良い子にはクリスマス・イブにサンタクロースが素敵なプレゼントを持ってきて、靴下の中に入れてくれるんだよ。すごいだろう!楽しみだろう!でも、良い子にしていないとサンタクロースは来てくれないんだ。さあ、ぼくは何が欲しい?パパがサンタクロースにリクエストの品を伝えておいてあげるから」
私はサンタクロースの画も見せた。ソリに乗ってやってくる真っ赤な服のサンタクロース。大きな袋からあふれんばかりのプレゼントがのぞいていた。
ところが……やっと喋れるようになった息子の口から出たのは…。
「ばぶ……サンタクロース?パパは、そんなものを大人のくせに、信じているんでしゅか?笑わせちゃいけませんでしゅよ~そんな子どもだましを信じちゃうなんて~。サンタクロースなんて、ホントはいないんでしゅよ~。ばぶ」
私は愕然とした。こんな幼い子が夢もなく、育とうとしていることに。サンタクロースが来てくれるように、良い子になろうと努力するようになってほしかった。息子は新聞で株式急騰銘柄にペンでチェックを入れながら「ばぶ。投資は早くからやった方がリターンも多いんでしゅ」と言ったりする。何と夢のない子なのだろう。色々と考えてしまう。
そうだ。息子に本当のサンタクロースを見せてやれば、普通の子らしく、サンタクロースを信じるようになるのではなかろうか?しかし、本物のサンタクロースは存在しないということは私も知っているし……。困った。
誰かにサンタクロースに化けてもらうしかないか。色々、考えた。でっぷり太ったふくよかなお年寄りで、大きな袋を持っている人。
何人か、候補を思いついたので頼みに行く。
『七福神神材派遣会社』だ。
「あのー、派遣して頂きたい神さまがいるんですが」
「誰がよろしいでしょう」
「十二月二十四日の夜に。大黒さまか布袋さまをお願いしたいのです。体型も同じだし。大きな袋をお持ちなのでサンタクロースになって頂きたくて」
担当者はスケジュール表を見た。「大黒さんはその日、因幡の白ウサギの所へ出掛けて無理ですね。布袋さんは空いてます。大丈夫ですよ。いいですか?」
「はい。では布袋さまを派遣してください」
そして、クリスマス・イブ。わが家に布袋さまがやってきた。でっぷりした彼に赤い服を着せて髭をつけたら、立派なサンタクロースのできあがり。
「では息子さんの前で、私がサンタクロースを演じればいいんだね。お安い御用だよ」と布袋さまは嬉しそう。
「で、こちらでプレゼントを用意しているので、これを渡してください」
「はい。わかった」と布袋さまは私が用意したプレゼントを左手に持つ。右手には布袋さまの大きな袋が。どこから見ても布袋さまは立派なサンタクロースだ。
夜も更けた頃、布袋さまは息子の部屋に入っていった。私もドアの隙間から様子をうかがう。まだ息子は起きていた。布袋さまを見て驚きの声をあげた。布袋さまはサンタクロースになりきり「ホーッ。ホッ、ホッ。良い子にしていたかね。これはサンタクロースのプレゼントだ」
息子は目を輝かせた。
「ほんとにサンタクロースはいたんだ!サンタさん、ありがとう」それから息子は予想もしない行動をとった。
貰ったプレゼントを置くと、そのままサンタクロースの布袋さまに飛びついた。
「ねえ。まだ世界中の子ども達にプレゼントを渡すんでしょう。僕に、もう一つくれてもいいでしょう」
息子は言うが早いか、布袋さまの袋を取り上げ開く。布袋さまも私も大あわて。
「これはプレゼントの袋じゃない。布袋が持っているのは堪忍袋なんだ。皆が堪え忍ぶこと、病気、不満、飢餓、愚痴、怒り、嫉妬、憎悪が詰まっているんだよ」
そう言ったときはすでに遅く、息子の部屋は堪忍袋の中身がすべて飛び出していた。息子は口をあんぐり開いたが、時すでに遅く、部屋はとんでもないことに。
部屋だけではない。その瞬間、世界中に…考えつく限りのマイナスの心が、ありとあらゆる所へ飛び散ってしまったのだ。
「とほほ」と布袋さまは嘆く。しかし、「おや」と袋の底を覗き込んで布袋さまは言った。「何やら小さな光る石が残っているぞ。これは…希望だ」

―――――
くまもと文学・歴史館 収蔵品展番外編
「あなたにも書ける!!カジシンのショートショートの書き方講座」
【参加無料】【要申込(先着順)】【定員100名】
〈日時〉
12月21日(土)午後1時30分から午後3時
〈場所〉
熊本県立図書館 3階大研修室
熊本市中央区出水2-5-1
〈講師〉
梶尾真治
〈お問合せ・申し込み先〉
くまもと文学・歴史館
096-384-5000(代)
―――――

2024年11月27日(水)より順次、セブン‐イレブンの首都圏一部店舗と熊本県・大分県の一部店舗(24年10月末時点 4,972店舗)にて、本格焼酎ハイボール「白岳KAORUハイボール缶」を先行発売いたしました。
※一部販売のない店舗もございますので、予めご了承ください
このたび全国のグルメイベントで若い世代から支持されている「白岳KAORU」のハイボール缶が新登場。KAORUならではのフルーティで華やかな香りはそのままに、アルコール度数5%の爽快な飲み口で焼酎を飲み慣れていない方でも楽しめる一本に仕上がりました
<本格焼酎ハイボール「白岳KAORUハイボール缶」について>
参考小売価格:189円(税込 207.90円)
アルコール度数:5%
内容量:350ml
取扱店舗:セブン‐イレブンの首都圏一部店舗と熊本県・大分県の一部店舗
(24年10月末時点 4,972店舗)
※店舗によってはお取り扱いが無い場合がありますので、ご了承下さい。
発売開始日時:2024年11月27日(水)
※店舗によって店頭入荷が遅れる場合もございます。
このたび、全国の優れたクリエイティブを表彰する「2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」にて、現在放送中の高橋酒造ラジオCM「生きてくだけで冒険だ。」シリーズが見事ACCゴールドを獲得いたしました。

【「生きてくだけで冒険だ。」特設サイト】

https://hakutake.co.jp/ikitekudakede_boukenda
【2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 受賞サイト】
https://www.acc-awards.com/festival/2024fes_result/radio_audio_a.html
「生きてくだけで冒険だ。」のラジオCMは全4編からなるシリーズで、若者が日常の中で抱いている葛藤や未来に向けた希望を、熊本出身のシンガーソングライター坂田 飛鳥さんの楽曲「僕たちの全世界」色鮮やかなナレーションに乗せて発信してきました。
今回の「2024 64th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」では応募総数2,323本の中から、ラジオ&オーディオ広告部門 Aカテゴリーで、金賞に該当するACCゴールドを獲得しております。
「生きてくだけで冒険だ。」ラジオCMはこちらから
◆YouTube配信
・「生きてくだけで冒険だ。」篇
https://youtu.be/73MHR89FsLA
・「人吉のユキナさん」篇
https://youtu.be/Np-YZhhp23
・「川尻のオオシマくん」篇
https://youtu.be/_00S51GuPEY
・「水前寺のトモコさん」篇
https://youtu.be/EuCAam2Spz8
◆CM放送中のラジオ番組(熊本・福岡・東京)
【熊本】
・お取り寄せBAR KAORU
エフエム熊本 / 毎週土曜 18時~18時25分
・水上清乃のあなたにカンパイ
RKKラジオ / 毎週水曜 夕方18時〜
・J-POP NONSTOP COUNTDOWN
熊本シティエフエム / 毎週土曜 19時~20時
【福岡】
白岳KAORU研究所
RKBラジオ / 毎週月曜20時~
【東京】
白岳しろ 坂ノ上茜のぎゃんっ!ラジオ
東京FM / 毎週木曜21時~
「生きてくだけで冒険だ」のクリエイティブに込めた想いやクリエイターのプロフィールについては、特設サイト(https://hakutake.co.jp/ikitekudakede_boukenda)にも掲載しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
日本中から多くのエントリーが集まる中、このような名誉な賞を受賞できたことを光栄に感じております。今回の受賞を励みにこれからも生活者の皆さまに寄り添えるような広告づくりに取り組んでまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
その日は、初めての土地へ出張だった。
朝一の新幹線に乗り、その駅で降りた。
かなり大きな都市で、駅も比例して大きい。
出張の目的である会社は、駅から歩いて十分ほどの場所。そこで約束の時間に担当者と会って、開発商品の説明をすることになっている。担当者は時間に厳しいと聞いていたので、予定より随分早く駅に着くようにスケジュールを組んだ。
駅に着いたのは予定時間の三十分も前。目的の会社のあるビルの前には公園があるようだから、そこで時間調整して訪問すればいいと考えていた。
改札口を抜けてビル方向へ伸びる通路を歩く。広場に出たら、左方向の通路に進めばいい。ちゃんと調べておいた。早足で歩くと、その広場へ出た。広場あたりは、随分と通行量が少なくなっている。
これから左方向へ数分歩き、階段を昇れば目的のビルの前に出る筈だった。
ふと広場の隅の黒いものに目が留まった。何だ?
ピアノだ。
テレビでも見たことがある。街角や駅広場などに置かれているピアノで、ピアノに心得のある人が挑戦して名曲を奏で、通行人たちを楽しませる。
これも、そんな駅ピアノなのだろう。少なくとも私には関係なさそうな代物だ。私は唄も音痴だし、小学校の頃から音楽の成績は悪かった。楽器にも興味はない。
もし、ピアノを弾ける腕があったりすれば、この駅ピアノに挑戦してみようという気持ちになったりするのだろうか?
テレビで通りすがりの人が、何気なくピアノに向かい名曲を流暢に弾きこなしている人がいかに多いことか。それも楽譜もなしにやってのけているのだ。
まあ、こちらには関係ないことだが。さあ、目的の会社に急ごう。
待てよ!
そんな考えが浮かんだ。もう一度、ピアノを見た。何だかピアノに呼ばれたような気がしたのだ。立ち止まった。
<そう慌てなくてもいいじゃないか>
ピアノが私に言ったような気が。
<ピアノを別に弾かなくていいんだよ。ここに座ってみたらどうだ。仕事前の焦る気分が落着くぞ。皆がどんな気分でピアノを弾いているのかわかる筈だ。ほんの数分、座ってみればいい。>
それもそうだな。まだ時間に余裕はある。立ち止まりピアノに近付く。
椅子に手を伸ばし、座ってみた。まわりを見回すと通行人がこちらを見て、ホォ、これから弾くのか、と感心した様子で眺め、通り過ぎていく。ほんの少しだけ得意になっている自分がいた。座っているだけだ。弾けないのにね。すると、ピアノにまた話しかけられる。いいや、これも気のせいじゃないのか。
<どうだ。いい気分だろう。鍵盤を指で押してみればいい。凄くいい音がするぞ。皆が知らなくてもいい。それがおまえの曲なんだから。誰も知らない曲、おまえだけの曲>
両手を出して鍵盤にあててみた。
<さあ、弾いてみろよ。素晴らしい指じゃないか。まさに芸術家の指だ。そのまま鍵盤に指を叩きつけるんだ。気持ちを指先に込めて>
弾ける筈がない。しかし、弾いたら気持ちいいだろうな。すっ、とするだろうな。そうだ、どんな音がするかだけ。
指を叩きつける。ピアノから音が響いた。指先から全身に震えるような快感が走った。指先が、まるで自分の指先でないような動きを見せる。小刻みに指が動く。いや、自分ではないような天才的ピアニストの指さばきだ。自分の手でこんなメロディが弾ければいいのにという自分の潜在的願望が現実化した状態といえばいいのか。
初めて聴くメロディだが、弾いている自分が陶酔してしまうような曲ではないか。そして指先が、信じられないほど広がり、快楽の和音をものにしているではないか。弾いている。弾き続けている。
まわりの気配に気がついた。顔を上げると、先程まで誰もいなかったというのに、広場は今や人だらけだ。皆がピアノのまわりで演奏に聴き惚れている。指が勝手に演奏を続けている。何が起こっているのだ。これは自分の演奏ではない。
何かやらなければいけないことがあったような気がする。どこかに行かなくては、という気がするがなんだったろう。大事なことだったと思うのだが。指が止まらない。いや、これほど素晴らしいことがあったろうか。弾いていてこれほどピアノの音が気持ちいいものとは。あまりの気持ちよさに指先からピアノに何かが流れ出ていく。少しずつ究極のメロディに自分の精気がすべて吸い出されていくようだ。ふと、目が、譜面台に吸い寄せられた。譜面台の裏に何かがいて、こちらを満足そうに凝視しているのに気がついた。その目が細く笑うように見えると、こちらの演奏の指の動きも超絶技巧になるのだ。そこで気がついた。音楽も楽譜も何もわからない自分がピアノに取り憑いている何かに操られているからなのだ。ひょっとしてこいつはピアノの魔物?
この駅ピアノは呪いのピアノだ。通りかかる犠牲者を誘いこみ、ピアノを演奏させる。そして、指先から精気を吸いとってしまう。それが駅ピアノの餌なのか。
その犠牲者に選ばれてしまったらしい。
テレビで流れていたのは、妖怪“呪いの駅ピアノ”の実況だったというわけか。どうすればこの危機から逃げ出すことができる。そうだ。本来の自分に戻るのだ。弾き間違えて不協和音を鳴らす、というのはどうだ。駄目だ。指が操られている。不協和音にならない。
最後の手段だった。弾いている鍵盤におもいっきり自分の頭を打ちつけた。これしか方法はない。魔物も頭を使って弾くとは、考えなかっただろう。ズガン!ズゴン!何度も。何度も。頭を打ちつける。頭に不協和音が響き、奇跡的に両手の指が解放された。
<ちっ。逃げやがった>としわがれた声が聞こえた。助かった……!
やっと立ち上がり、ピアノを離れる。自由になった手を振りまわすと、まわりに集まっていた聴衆たちが、演奏が終わったと思ったらしく、私に盛大な拍手を送ってくれたのだった。

いつも高橋酒造の商品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
このたびは2024年11月1日(金)~4日(月・祝)の期間にて、当社が出店するイベント情報をお届けいたします。
〈キッチンカー出動イベント〉
[横浜]全国ふるさとフェア2024@赤レンガ倉庫

【日程】 11月2日(土)~4日(月・祝)10:00〜18:00
【場所】横浜赤レンガ倉庫 イベント広場
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1−1−1
※入場無料/雨天決行・荒天中止
【公式HP】https://www.furusatofair.com/
【PRポイント】初開催から20年目を迎えるビックイベントで、「横浜赤レンガ倉庫・イベント広場」で全国の郷土や食文化を広く発信する横浜の秋の風物詩”。昨年に続いて、全国から集まるグルメとともに白岳しろキッチンカーが乗り込みます!
〈ブース出店イベント〉
[熊本]くまもと球磨焼酎まつり@アミュプラザ熊本

【日程】
11月1日(金)16:00~20:00
11月2日(土)11:00~20:00
11月3日(日)11:00~17:00
【場所】
アミュプラザくまもと アミュひろば(JR熊本駅白川口駅前広場)
【公式HP】
https://www.jrkumamotocity.com/amu/news/1343
≪参加蔵元≫
緎月酒造(株)、深野酒造(株)、(株)福田酒造、(資)大和一酒造元、高橋酒造(株)、
常楽酒造(株)、松本酒造場、(株)堤酒造・房の露(株)(合同)、(名)豊永酒造、
(有)林酒造場、(資)大石酒造場、(有)松下釀造場
【PRポイント】球磨焼酎の酒蔵がアミュひろばに集まって、各蔵自慢の米焼酎が飲み比べできるイベントに3日間ブース出展します!
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ぜひ、お誘い合わせの上でご来場ください!