お客様ならびに従業員の健康と安全を考慮し、新型コロナウイルス感染予防や拡大防止の観点により、
下記の期間を臨時休業とさせていただきます。
【休業期間】
ゴールデンウィーク期間中
2020年5月3日(日)~5月6日(水)
皆様にはご迷惑とご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんが、
何卒ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
しろみづき荘
熊本県人吉市矢黒町1961-1
TEL:0966-24-2824
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お客様ならびに従業員の健康と安全を考慮し、新型コロナウイルス感染予防や拡大防止の観点により、
下記の期間を臨時休業とさせていただきます。
【休業期間】
ゴールデンウィーク期間中
2020年5月3日(日)~5月6日(水)
皆様にはご迷惑とご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんが、
何卒ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
しろみづき荘
熊本県人吉市矢黒町1961-1
TEL:0966-24-2824
新型コロナウィルス感染症でお亡くなりになられた方々に心よりご冥福をお祈り申し上げるとともに、罹患された皆様と関係者の皆様、日々不安で辛い日々を過ごされているすべての皆様にお見舞申し上げます。また、新型コロナウィルスの感染拡大防止に向けて日々、最前線で対応頂いている医療関係の皆様、政府および自治体の皆様に心より敬意を表します。
高橋酒造では、新型コロナウィルスの感染拡大で当社として協力できることを模索しておりました。このたび、供給不足になっている消毒用アルコールについて、医療機関等において、手指消毒用以外の高濃度アルコールを消毒用として使用出来ることになった為、高橋酒造多良木蒸留所で蒸留したアルコールの一部を、熊本県へ寄付を行い、熊本県内の高齢者施設等へ提供いたします。製造に関わる費用はすべて当社で負担致します。
今後も、新型コロナウィルスの最前線で闘っている方々、苦しんでいる方々のお気持ちに寄り添いながら、
当社として出来ることを行っていく所存です。
新型コロナウィルスの感染が拡大している現況を受け、4月17日(金)から当面の間、
「球磨焼酎ミュージアム 白岳伝承蔵」の館内見学ならびに館内販売を休止させていただきます。
再開時期につきましては、高橋酒造HPサイト及び白岳伝承蔵HPサイトにてあらためてご案内差し上げます。
【対象の施設】
球磨焼酎ミュージアム 白岳伝承蔵
※なお、ECサイト等のネット販売(http://hakutake-shop.jp/)については引きつづきご対応致します。
皆様にはご迷惑とご不便をおかけし、誠に申し訳ございませんが、
何卒ご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
高橋酒造株式会社

恋人の和子が行ってみたい食堂があるという。レストランでもなく、オープン仕立てのカフェでもない。
食堂というのが不思議だったが、和子がごちそうしてくれるというならかまいはしない。
出会って半年というところか。私好みの美人だった。知り合ったのはSNS上だ。和子の投稿に私がコメントしたのがきっかけだった。たがいにコメントをつけあうようになって、同じ地方都市に住んでいることがわかり、話題も盛り上がっていった。おたがいにダイレクトメールで顔写真を交換すると、和子は意外と美人ということがわかった。気に入った。
それは和子も同じのようだった。
私が和子に夢中になっていったのは当然のことだろう。だから、コメントをSNSで交わしあう内に、自分をカッコよく見せたい気持ちもあり、かなり脚色して書き込んだ部分もある。収入は現実の三割増しくらいで伝え、学歴も詐称してしまったのは反省してる。
そして私は和子と実際に会った。SNSでは写真と実物が別人くらい食い違っているケースが多いのだが、和子は写真通りの美しさと可愛さだった。私の好意が愛情に変わった瞬間だった。
それから私は和子に好意を持たれるように、自分のすべてを繕って彼女に接するようになった。出会う前に写真だけは私の日常のものを見せていたのだが、幸いなことにそうハンサムでもない容姿を和子に気に入ってもらえたことには、感謝してもしきれないのだ。
私と和子は交際を続けることになった。そして、私は和子に結婚を申し込むことにした。
「大事な話をしたいのだけれど」と伝えると、店で食事をしながら聞く、という。それがこの“行ってみたい”食堂だったというわけだ。警察署の隣りにあるからすぐわかると和子は言った。
店はすぐにわかった。
小さくて古かった。昭和の初めからあったかのような食堂だった。すでに中で和子は待っていた。老夫婦でやっているようだ。和子が選ぶくらいだ。そんなに美味しい食堂ということなのか。
「日替わり定食でいいですか?」と和子が言う。それで構わない。お婆さんがすぐに持ってきた。変わったところもないアジのフライと豚汁、それにご飯と香の物。「いただきます」と箸をつけた。普通の味だ。出来立てということを除いては特別に美味しくはない。ただ、懐かしい味だった。
「話ってなんですか?」食べ終わると和子が尋ねる。もっと考えながら伝えようと思ったのに、素直に口から出て自分でも驚いた。「和子さん、結婚してください」
彼女はすぐにはそれに答えず、私に尋ねてきた。
「経済的にやっていけるの?」
そうだ。これまで私は彼女に見栄を張ってきた。「実は前に言ったのは嘘で、薄給なんだ」なんで正直に言ってしまうのだろう。
「そうですか。他に嘘を言ってたことはないんですか?」
「あ。学歴は高卒でした。国立大卒と言ったのは嘘で、和子さんに好かれようと」
どうしたというのだろう。尋ねられると、これまでついていた嘘を白状してしまうのだ。まずいと思うが、止められない。
「趣味は読書と言ったけど、本なんてこれまで三冊しか読んだことない」
言葉が下痢症状を起こしたかのようだ。
「でも、これだけは本当だ。和子さんのことが大好きだ。一生愛してる」
「私も本当のことを言うわ。私は四十二歳。あなたより一回り上よ。それでもいいの?」
「もちろんだ。和子さんのことが大好きだ」
和子はじっと私の目を見て、プロポーズを受けると答えたのだ。私は大きくため息をついて安堵した。そして言った。「ありがとう」と。
「なんでこの店を選んだかわかる?」と和子が言った。わかるはずもない。
「ここは伝説の食堂なの。『正直屋食堂』といって、ここの料理を食べると本当のことを話さずにはいられなくなる…と言われてる。だから、大事な話と聞いたときに、ここで食べながら、ってお願いしたのはそういうことよ。そしてわかった。伝説は本当だった。あなたは本当のことを包み隠さず話してくれた。そして私も本当のことを話すことが出来た。自分の本当の年齢のことをこれまで誰にも話したことなかったのよ」
それで、この店を…。私は和子の気持ちが少しだけわかったような気がした。彼女は二人の間に嘘がないことを願ったのだ。
「料理はどうでした?美味しかった?」と和子に尋ねられた。「ああ」と答えようとした私だが、口をついて出たのは「うーん。普通の味かな」
それを聞いて和子は満足そうにうなずく。
そのとき、奥で電話が鳴る。お客の注文のようだ。お婆さんがお爺さんに叫ぶ。
「出前が入ったよ。至急、隣の警察署にね。取調室にカツ丼一丁だって」