人吉球磨アンバサダーズインタビュー第2弾|俳優、中原丈雄さんのインタビューを公開!

このたび、人吉出身の俳優・中原丈雄さんより、絵画『黄昏の球磨川と人吉城址 心を流れる故郷の川』を寄贈いただきました。

本作は、人吉球磨復興支援をテーマに中原丈雄さんご自身が制作された絵画で、「豪雨災害で傷ついた人吉の皆さんを勇気づけたい」という中原さんの想いを形にした作品となります。

◆中原丈雄さんが絵画制作に取り組んだきっかけ
2020年7月の豪雨災害で、故郷である人吉・球磨が被災した中原丈雄さん。
新型コロナウイルスの影響でなかなか熊本に行くことが出来ない状況の中で、人吉・球磨のために支援活動をしたいという想いを持ちながらも、中原さん自身、自分にどんな復興支援が出来るのかと模索されていました。

そんな折、当社代表の高橋光宏が中原丈雄さんと人吉・球磨への支援について会話する中で、「いま中原さんが故郷に戻れず、何も支援できていないことを悩んでいらっしゃるのであれば、人吉の皆さんを勇気づけるために球磨川の絵を描かれたらどうか」という提案をしたところ、これを中原さんが快諾。
こうして、中原さんが復興支援を目的とした絵画の制作に取り組むことが決まりました。

◆作品内のモチーフについて
今回描いていただいた絵画の中では、「黄昏の空と球磨川、人吉城址、鉄橋と走る列車、水の手橋」などのモチーフが美しい色合いと素朴な筆遣いで描かれており、人吉に生きる人々の郷愁を呼び起こす作品となっています。

◆絵画の寄贈場所について
球磨焼酎ミュージアム「白岳伝承蔵」(熊本県人吉市合ノ原町461-7 TEL0966-32-9750)に寄贈され、同館白岳ギャラリーにてディスプレイを予定。
※現在は、新型コロナウイルス拡大防止のため休館中。

◆絵画の閲覧方法について(WEB)
・人吉球磨 「アンバサダーズインタビュー」のサイト内で閲覧可能です。
URL:https://ambassadors.hakutake.co.jp/
中原さん制作の絵画画像のほか、絵画制作に込めた想いや人吉球磨への愛を語った単独インタビューも掲載いたします。
ぜひ一度、「人吉球磨アンバサダーズインタビュー」を覗いてみてくださいね。

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◇中原丈雄(なかはらたけお)profile
1951年熊本県生まれ。劇団未来劇場にて数多くの舞台を踏んだ後、映画・テレビ等の映像世界に移る。1992年「おこげ」にて映画デビュー。以後、映画・ドラマに多数出演。現代劇、時代劇問わず幅広い活動を行っている。俳優活動以外にも絵画で個展を開いたり、講演やトークなどにも出演。またプライベートバンド「TAKEO.UT・MEN」を結成し、ライブも行っている。山崎製パン株式会社「ゴールドシリーズ」のCMに出演中。

◇「人吉球磨アンバサダーズインタビュー」について
URL:https://ambassadors.hakutake.co.jp/
人吉球磨に所縁がある表現者たちのインタビューを掲載したwebコンテンツです。
各界で活躍する表現者の方々を、「アンバサダー(大使)」に任命し、インタビューを通じて人吉球磨がもつ価値や魅力を再発見していきます。

【限定&コラボ商品あり】白岳バレンタインデーフェア開催

このたび、「白岳バレンタインデーフェア」の開催が決定!
熊本のアイシングクッキーショップ「coccolina」やBEAMSとのコラボ企画「焼酎のススメ。2020」の限定焼酎など、バレンタインデー向けのギフトセットをHAKUTAKE ONLINE SHOPにて期間限定で販売いたします。

セット内容は、高橋酒造の女性社員が完全監修。
包装紙に人吉のイメージを投影した椿柄のモチーフを採用するなど、「あげてうれしい、もらってうれしい」手作り感あふれるバレンタインセットに仕上がっております。

◆バレンタインデーフェア商品について

1.【40セット限定】金銀しろオリジナルクッキーセット 1,500円(税込)
 -熊本のアイシングクッキーショップ「coccolina」とのコラボ商品-
・「本命だぞ!感謝 “しろ” 」セット【愛しとるよ】
・「ぎ、義理だからね!」セット【Thank you♡】の全2種類

2. 【10セット限定】白岳KAORU200mlペットボトル(くっきー!デザイン)3本セット 990円(税込)
 -BEAMSとのコラボ企画「焼酎のススメ。2020」のバレンタイン限定3本セット-

3.【50セット限定|ハートチョコレート付】金しろ200ml+キンハイ缶 700円(税込)
 -白岳女性社員が試飲の末に辿り着いた「金しろ」とマッチするチョコレート付-

4.【バレンタイン限定ラッピング】百-Valentine version-  6,380円(税込)
 -愛するあの人へ届けるためのバレンタイン仕様の究極の米焼酎「百」-

ギフトの中には、「個数限定×期間限定」の商品もございますので、購入はお早めに!
詳しくはHAKUTAKE ONLINE SHOP特設ページ(https://hakutake-shop.jp/view/category/valentine)でCHECK!

人吉球磨 アンバサダーズインタビュー第1弾|人吉市出身、轟悠さんのインタビューを公開!

このたび、球磨焼酎支援プロジェクトサイトに続く復興支援を目的としたコンテンツ企画第二弾として「人吉球磨 アンバサダーズインタビュー」をリリースいたしました。

《サイトについて》
「人吉球磨アンバサダーズインタビュー」
URL:https://ambassadors.hakutake.co.jp/
人吉球磨に所縁がある表現者たちのインタビューを掲載したwebコンテンツです。
各界で活躍する表現者の方々を、「アンバサダー(大使)」に任命し、インタビューを通じて人吉球磨がもつ価値や魅力を再発見していきます。

《アンバサダーについて》
記念すべき第一回のインタビューには、人吉市出身で宝塚歌劇団専科・特別顧問の轟悠さんが登場。人吉で過ごした幼少期の思い出や、宝塚歌劇団という夢を目指したきっかけ、そして豪雨で被害を受けたふるさとへの想いを語っていただいています。

そして、第二回のインタビューは俳優の中原丈雄さんです。まだ俳優として売れていない時代は画家として生計を立てていたこともあり、故郷人吉の皆さんを元気づけるために「黄昏の球磨川と人吉城址 心を流れる故郷の川」というタイトルの絵を描かれました。絵に込めた球磨川と故郷への愛が溢れるインタビューです。

第三回以降も、発酵デザイナーの小倉ヒラクさんなど、人吉球磨に熱い想いをもった個性あふれるアンバサダーが登場する予定です。

《人吉球磨アンバサダーズインタビューに込めた想い》
「自分たちの暮らす地域の魅力を再発見し、人吉球磨から勇気や誇りを発信したい」
高橋酒造が人吉球磨アンバサダーズインタビューのリリースに込めた想いです。

豪雨災害が残した傷跡だけではなく、人吉球磨の魅力を出来るだけ率直に表現することを大事にしました。今回、インタビューではアンバサダーの個人的な想いを中心に、手触り感あふれる人吉球磨の魅力を語っていただいています。

ガイドブックには決して載せることができない人吉球磨に住む人々の温度感や土地が持つ懐の大きさを、インタビューを通じて感じ取って頂ければと思います。

“新成人の皆様へ”

このたびはご成人おめでとうございます。
人生初めてのお酒はもう飲まれましたか。

今から社会に出ていこうとする「まっしろ」な
皆様には、ぜひ「白岳しろ」で人生初めての乾杯を
していただけることを切に願っております。

これから皆様が出逢うであろう
楽しいこと、悲しいこと、そして嬉しいこと。
その全ての出来事が、皆様と「白岳しろ」の味わいを
更に深みのあるものに変えてくれると信じております。

飲み過ぎにはくれぐれも気をつけて
成人祝いのお酒を楽しんでくださいませ。

みなさまの実り多き人生のそばに
「白岳しろ」があることを願って

2021.1.11
高橋酒造株式会社

第194回 秘境宮詣り

 元旦にはご利益のある神社に詣りに連れていくよ!と言っていた友人に連れられて山奥の渓谷の岩場にやってきた。登山口までは大学の研究室にいる彼の従弟が運転して。彼も友人の話に興味を持ったらしく、リュックに彼の計器類を詰め込んで。足を踏み入れづらい秘境にあるお宮だから参拝客は少ないそうだ。それだけに霊験あらたかかもしれないが。
 細い山道を一歩づつ丁寧に登りあげながら友人は話してくれた。
「そのお宮では、真剣に祈ると神さまが直々に話しかけてくれるそうだ。今、自分が迷っていることに答えを出してくれたり、年始なら一年のアドバイスをしてくれる。そのとおりに過ごせば強運まちがいなしということだ」
 友人は信じている。もともとスピリチュアル系の話が好きな奴だと思う。外国までパワースポットを求めて行ったりするからなあ。本当かどうかよりも、こっちは深山のフィトンチッドを味わえるだけでもいいと自分に言いきかせ、友人につきあったのだが。
「神社の裏に誰かが隠れてお告げを伝えるんじゃないか?」
「そんなことない。山奥で無人のお宮だし」
 足元に注意しながら谷底へ下りると、岩場の陰に小さな古い社があった。「着いた。ここだ」確かに他に人の気配はない。友人の従弟もあたりを見て確かにそうだと、とうなずく。
「さあ、参拝しよう」三人で小さな神殿の前にならび二礼二拍手一礼。そして、しっかりとお詣りした。今年こそいい年になりますように。どのくらい必死で祈ったろう。心の中で誰かが言った。
「よう、詣られた。願いはしかと聞き届けたぞ」どこで誰が言ってるんだ。神殿の上に光るものが見えた。その光が言う。「我を信じなさい」光はそのまま浮き上がり、次の瞬間、消えてしまった。友人や従弟にも見えたらしく、それぞれあたりを不思議そうに見回す。「神さまが約束してくれた。ありがたや」「ぼくにも聞こえたし、見えた。神か!」
 しかし従弟はリュックから計器を取り出し、何かを測定し始めていた。それから呟く。「やっぱりだ」それから「この神社で神の声が聞こえるようになったのはいつからですか?」「三年ほど前からかな?」「鹿はこのあたり多いんですか?」「山奥だからかな。鹿被害を避けるため、鹿よけネットを数年前から張ったくらいだから。でも、効果はどうかな?増えて希少植物まで食ってるらしい」そういえば、山の斜面はネットで覆われたエリアが方々にあった。「だから、ネットだけじゃなく鹿の嫌がる音を発生させる装置を、あちこちに三年前からつけていると聞いた」
「謎がとけた。それだ!」と従弟が言った。わけがわからない。「鹿の嫌う音は人に聞こえない高複雑性超高周波です。そして兄さんが使っているのは、山奥で使える特殊な衛星携帯電話ですよね。より強力な電磁波を発するその周波数が重なり、脳のシルヴィウス溝を刺激する。すると天使が見えたり神の声が聞こえたりという錯覚が起こるんです。これはカナダのローレンシアン大学のパーシンガー博士が発見している。鹿除け高周波ハイパーソニック効果と電磁波携帯電話の相乗効果で起こる現象にすぎないのです。これで、幽霊が現れたり見たり、宇宙人に拉致され意識を失ったという現象は説明がつくんです」
 そうだったのか。科学で全て説明がつくとは。友人も憑き物が落ちたような表情になっていた。そう説明がつけば納得してしまう。
 そのとき人声がする。見ると団体さんが、やっとのことでお宮にたどり着いたところだ。「ここが神がお告げをなされるお社!」「ありがたやありがたや」「南無南無。本当だ。神さまが来年は幸福にしてやると仰った」
 人々は狂喜して叫ぶ。なかには感動で泣き出すものも。「苦労してここ迄来てよかった」「神さま、ありがとうございます」
 本当のことを教えてやろうかと思ったが、それは苦労してここ迄たどり着いた彼らにあまりにも酷なことのように思えて黙っていた。人々は、何度も社に頭を下げ喜び立ち去っていった。そんな彼らを羨ましく思った。まさに信じるものこそ救われん、鰯の頭も信心からだなあ、と。
 見送った友人と従弟は我に返ったようだ。
「インチキ神さまだとわかったら、このままにしておくべきじゃない気がしてきたよ」「神殿を壊しておけば、人々はご利益がないとわかるだろう」と、とんでもないことを言い出した。友人が賽銭箱を蹴り、従弟がバールで社を壊そうとしたときだった。社の中から、真っ黒などろどろしたタールのような物体が噴き出した。真っ黒いものは腕を伸ばし悲鳴をあげる二人を捕まえると、否応なく地下へと引きずり込んだ。これは……神さまだ。この社で奉られている…。なんと怖ろしい。
 腰が抜けて身動きできずにいると、真っ黒な形のわからないものが近づいてきて、唸り声をあげた。もうだめだ。口からでまかせを言った。
「先ほどは、今年はいい年になりますようにと願いを聞き届けていただきありがとうございます。この神さまは神々しくありがたい神さまだと、せいぜい宣伝につとめます。ですからお見逃しください」
 すると真っ黒い物は、納得したようでゆっくりと地下に戻っていった。後は静寂だけ。
 あれは神さまなのだろうか?私にはなにか正体のわからない邪悪なものにしか見えなかった。
 そして、その年はいい年になったかというと、いいこともあり悪いこともある、程々の年だった。
 年始詣りってそんなもんじゃないか、と最近は思っている。
 あ、そうだ!賽銭あげるの忘れてた。それか!