【7/8~7/9福岡・出展情報】「本格焼酎・泡盛とうまいもん祭〜世界に誇るSHOCHUフェスタ〜」

7月8日(土)、9日(日)に福岡のPayPayドームで開催される
「本格焼酎・泡盛とうまいもん祭〜世界に誇るSHOCHUフェスタ〜」に当社ブースが出展いたします。


【イベント概要】
本格焼酎・泡盛とうまいもん祭〜世界に誇るSHOCHUフェスタ〜
公式HP:https://www.shochufes.jp

・場所
福岡PayPayドーム(福岡県福岡市中央区地行浜2-2-2)

・日程
2023年7月8日(土)12:00〜21:00(オーダーストップ20:30)
2023年7月9日(日)10:00〜17:00(オーダーストップ16:30)

・入場料金(税込)
前売り券/500円 当日券/800円
※20歳未満の方は20歳以上の方1名に対し3名様まで無料

本格焼酎・泡盛を無料試飲出来る各蔵元のブースをはじめ、九州の有名キッチンカーやお酒に合うおつまみも豊富なグルメコーナー、
そして小石原焼・波佐見焼・有田焼の代表窯元から素敵な陶磁器が集結する「陶磁器フェア」など見どころ満載のイベントです!

なお、高橋酒造のブースでは下記銘柄を販売いたします。

【ブース販売商品】
1.白岳KAORU(星空ボトル、1800mlパック、900mlスリムパック)
2.「うめぽん720ml」
3.「ゆずもん720ml」
4.「KOMORIUTA」
5.「THE SG SHOCHU KOME」

当日は当社社員が本格米焼酎の魅力やおすすめの飲み方をしっかりと説明いたしますので、ぜひお誘い合わせの上ご来場ください!

第225回 憑くもの

高校の二年上の先輩の話だ。実は在学中にはあまり話をしたことはなかったが、生徒数が少ない学校なので先輩の名前は知っていた。先輩はがっちりした体つきだった。校内で柔道着でいるのをよく見かけた。柔道部員だったという記憶だ。仮にU先輩ということにしておく。
私はというと、部活は文芸部で、暇があればひたすら本を読んでいた。読んでいたのは文学作品などではなく、SFやミステリー、そしてホラー。他にもよく怪奇現象ものを読んだりしていた。それが周囲には奇異に映ったらしく、オカルト野郎というニックネームまで頂いたほどだ。だから体育会系のU先輩と私は高校時代何の接点もなく過ごしていたわけだ。そして、一生ずっと、U先輩とは言葉も交わさないままだったかもしれない。
そのU先輩から突然連絡が来た。会いたいとのこと。何故?にと思うが誰かが私の名前を口にしたとのこと。U先輩の言葉に切迫詰まったものがあり、断ってはいけない気がした。「いいですよ」と答え、会うことになった。
再会したU先輩は相変わらずデカく、迫力に満ちていた。だが心なしか顔色が蒼い。何があったのだろうか?「急に私なんぞにどんな用なんですか?」と尋ねる。「どうすればいいか、方法を教えてくれよ」とU先輩は話し始めた。「やたらの人間に相談してもまともに話を聞いてくれないと思ったんだ。で、そっち系の本をよく読んでるのがいるから、と友人に紹介してもらった。
実は数日前に俺も友人から相談を受けたんだ。それが変な相談でな。助けてくれと訪ねてきた。どうした?と尋ねると、何かわかんないものに憑かれちゃった!というんだ。わかんないものって何だよ。外からは何も見えないぞ。気のせいじゃないのか?すると友人が、何かうまく言えないけれど、見知らんお宮があって、お詣りしたら、急にどーんと来たんだ。そいつが憑いたまんま離れない。わけわからないから、離れろ!離れろ!って念じたり叫んだりしたんだけれど、全く効果なし。で、疲れてしまって途方に暮れてお前に相談に来たんだよ。どうしたらいいんよ。と、そいつが、あまりに情けない顔をする。こいつは何を言ってるんだ。自己暗示にかかっているんだな、と取り憑いていると信じている奴に向かって言ってやった。おい、こんなやつに取り憑いて可哀想じゃないか。こいつにじゃなくて俺に憑いてみりゃあ!
そいつの気がおさまればいいと思って言ってやったんだ。そしたら、次の瞬間、信じられないことが起こった
何かわけのわからないものが、“どーん“と俺にのしかかってきたんだ。
肩はすくむし、全身が重い感じになって、うまく動けなくなった。すると目の前の友人の表情が急に明るくなって、笑顔を浮かべて叫んだんだ“とれたあ!“ってね。両腕をあげて、すごい!相談してよかった!憑いてたのがいなくなった。あいつがいないとこんなに世の中が清々しくなるなんてねぇ。本当にありがとう。うまく話ができなくなった俺にお礼を言うと、友人は俺を残してさっさと帰ってしまった。残った俺が憑かれてしまったんだよ。どうすればいい?」
どうすればいいと言われても困る。U先輩に憑いているものが何か見えないし、わからない。本当に憑いているのかどうかもわからない。悪霊みたいなものだろうか?U先輩は苦しそうに呻くように続けた。
「やっと、ここまで喋れるようになったが、正体のわからないものは離れない。まだ、憑いているのがわかるんだ。相談するなら、お前しかいない、と皆が声を揃えたんだ。何とかしてくれ。除霊できるんか?」
もし、霊が憑いていたとすれば‥‥。どうアドバイスすればいいのか?
「あのう。除霊というのをやってもらっても、すぐにその霊は戻ってくると思うんですよ。だからお祓いや除霊ではダメ。浄霊のできる人を探して霊を消してもらったほうがいいと思います」
「そんな人はどこにいるんだ?」「わかりませんが‥‥」そう言うとU先輩は腕組みした。U先輩みたいに「ぼくに憑いてみろ!」と言えばいいのかもしれないが、危険だ。
「自分で探せと言うことだな。浄霊できる人を」うなづいた。「探してみるよ」
あれから何年経つのだろう。今日は高校の同窓会だ。ふと、そのU先輩のことを思い出していた。無事にU先輩は浄霊できる人を探し当てたのだろうか?そして元気に過ごしているのだろうか?そんな思いが去来していた。思い出すと後ろめたい気になる。と、何やらざわざわと気配が。
その方を見ると、忘れもしないU先輩だった。高級なブランド服で身を包み、U先輩は輝いていた。そして絶世の美女を従えていた。U先輩は私に目を止めたようで嬉しそうに近づいてきた。よかった。憑いていたものは浄霊できたのか!安堵する。
「憑きもの落ちたんですね。U先輩」するとU先輩は首を横に振る。
「いや、そのままだ。あれから最高の霊能力者とめぐり合って浄霊を頼んだ。それが彼女だ。すると彼女は言った。あなたに取り憑いているのは最高位の福の神ですよ。慣れないときは少々体が強張るかもしれませんが、最高の幸運をもたらしてくれます!私もあやかりたい!って言ってな。それからやることなすこと幸運の連続でなあ」美女はU先輩の奥さん、しかも霊能師とは。
あのとき、私も先輩を救うために「私に憑いてみろ」と口先まで出かかったが言えなかった。そんなものか、運命の分かれ道というのは。
美人妻に支えられ、私から笑顔で去るU先輩の背中が神々しく輝いて見えた。
溜息をついた。よほど私は幸運に縁がないようだ。

【coccolina×白岳】金銀ミニボトル&クッキーセットを数量限定で販売!!

Instagramのフォロワー10,000人!熊本でも大人気のクッキー作家coccolinaさん とのコラボ商品をHAKUTAKE ONLINE SHOPにて数量限定で販売いたします!


◆商品について◆
金しろ銀しろのミニボトルにオリジナルクッキーがセットされた商品でクッキーの種類は全6種類!!


1セット1,550円(税込)


※商品の性質上、割れが発生する場合があります。ご了承くださいませ。
※クッキーの賞味期限は2023年7月16日まで。
※ラッピングは不可となります。ご了承くださいませ。
※商品ページよりご希望のクッキーデザインをお選びください。
※クッキーは数に限りがありますので、ご購入はお早めに!

白岳しろキッチンカーが第12回ワールドグルメ&ミュージックフェスタin代々木公園(2023)に出動します!【6/18(土)~6/19(日)】

このたび、白岳しろキッチンカーが6月17日(土)、18日(日)に代々木公園で開催される
「第12回ワールドグルメ&ミュージックフェスタin代々木公園(2023)」に出動します

【イベントについて】
開催日/2023年6月17日 (土)、 18日(日)
会場時間/午前10時~午後19時
料金/入場無料
https://www.facebook.com/events/663860518560643
開催場所/代々木公園イベント広場
〒150-0041 東京都渋谷区神南1-5-11
https://www.tokyo-park.or.jp/

「白岳KAORUレモンサワー」や「しろハイボール」などをご用意しております!
ぜひ、素敵な音楽と世界の料理とご一緒にお楽しみください!
みなさまのご来場、お待ちしております。

【イベント情報】「白岳 父の日ファミリーフェス2023」/6月10(土)、11日(日)

このたび、熊本市のびぷれす広場で「白岳父の日ファミリーフェス2023 」を開催いたします。限定ギフトの販売やワークショップ、無料のイベントコーナーなどお子様から大人までご家族で楽しめる企画が盛りだくさんです!



-イベントについて-
「白岳父の日ファミリーフェス2023」
日時:6/10(土)、6/11(日) 9:00~18:00 ※雨天決行
場所:びぷれす広場(熊本県熊本市中央区上通町2-2番)
入場料:無料
特設サイトはこちら

-3つの見どころ-
【1】父の日ギフトをその場で購入できる!?

「白岳KAORU星空ボトル」のほか、「金しろ」「銀しろ」にオリジナルアイシングクッキーが付くセットを2日間限定で販売。父の日ギフト何にしよう?と悩まれている方にはオススメです!

また2セットご購入いただいた方には特典として、SNSで大人気のcoccolina(コッコリーナ)さんのアイシングクッキーワークショップに1回ご参加いただけます!


【2】当日はキッチンカーも出展!


熊本初出展の「白岳KAORUキッチンカー」での焼酎の無料試飲や青果店が作る絶品フルーツサンド・手づくりスコーンでおなじみの「chou chou(シュシュ)」さんのテイクアウト販売など、楽しいコーナーが満載です。


【3】家族連れで楽しめるブースも充実!

ご購入された「お絵かきしろ」のラベルにお子様の手形やパパへのメッセージを書きこめるコーナーやしろミニチュアがゲットできるガシャポン、そしてご家族の写真を撮影できるフォトブースなどお子様も嬉しいコーナーも満載です。

また、各日先着200名様に配布する無料うちわにもお子様の手形やメッセージを書きこんで、世界に一つだけのオリジナルうちわを作成できます!

当日の様子は白岳しろインスタグラム(https://www.instagram.com/hakutake.official/)で随時更新予定📸
高橋酒造スタッフ一同で盛り上げる手づくりのイベントですので、ぜひご家族でご来場ください!

<お問い合わせ>
高橋酒造株式会社 TEL 096-383-4101(営業時間 平日9:00-17:00)

第224回 名前に迷う

私は独身だ。結婚する気満々なのだが、なかなか縁に恵まれない。その理由を自分なりに考えてみたりもするのだが、一つはメンクイだというのもある気がする。メンクイというのは美人好きということ。美人でないと、心がときめかないから。それも私のフィーリングに合わないと駄目だ。私にも容貌の好みがある。美人がいると聞き、見に行っても、美人は美人なのだが、私の好みではないと思うことはよくあること。でも、いつかは私の好みドンピシャの女性に巡り会えるだろうと信じている。しかし、街で私の好みぴったりという人に偶然出会っても、すでに決まった相手がいる人だったり、ということもあるのだが。
そんなときは、次の出会いを求めるしかない。いつの日か、自分のタイプぴったりが現れると信じて。
そんな私のところにも奇特な方から見合いの話があった。
「三人姉妹の長女さんなんだが、とんでもない美人にも関わらず、まだ結婚が決まらない。二人の妹さんたちはさっさと結婚されたそうなのだが、二人の妹さんたちより、この方は凄い美人なんだ」
私は眉に唾をつけたくなった。とてもいい女性!あなたにピッタリ。そう言われる女性に限ってこれまでも幾度となく裏切られてきたからだ。
「そりゃあ、本当ですか?」と疑いの目で尋ね返すと、一枚の写真を見せられた。三人の女性が写っていた。三人とも美人だが、一人が際立って美しい。スタイルも抜群。私の好みの女性だ。「これは‥‥」「今、話した姉妹の写真です。好みの女性はいる?」私は目が釘付けになった美人の女性を指差した。
「そう。その女性が噂の長女さん。見合いのお相手です。どうします。お見合い?」
やります!と即答したが、なぜ、こんな美人のお姉さんが今まで独身だったのか?何か特殊な事情がありそうな。
そして、お見合いの当日。向こうは乗り気ではなかったらしく、結果的に何の予備知識もないまま、私と二人っきりで会うというのが条件となった。彼女も結婚を嫌がっているのではないようだが、何か思うところがあるらしい。それは何なのだろう。
その日、約束の場所に現れた彼女に驚いた。写真で見た彼女よりも数段美人ではないか。私は、はやる心を抑えた。そういえば、お互い名前を告げていなかった。とりあえず挨拶しなくては。
「はじめまして、吉田と申します。妹さんたちと三人で写真に写っておられるのを拝見しました」そう言うと、彼女は頷いた。
「あの写真ですね。上の妹は三月末の生まれで“桜“と言います。下の妹が十月生まれで“菊“と言います。私も名乗らなければいけませんか?」
「お願いします。教えてください」
すると「彼女は紙をペンを取り出しペンで書いた。
「これが私の名前です」
紙に達筆な字で“躑躅“と書いてある。
まじまじと、その字を眺める、読めない。おろおろと迷う。思い切って言ってみた。
「ど‥“どくろ“さん?」
「ちがいます」しまったと舌打ちしたくなった。どくろなんて名前をつけられたら私でも人に言いたくない。じゃあ、何という名前だろう。ああ、軽蔑されても仕方がないな。
「あ、すいません。“とかげ“さんと読めばいいんですかね?」
彼女は小さなため息をついた。そして眉を寄せて絶望的な表情になった。僕に言った。
「両親が子供が生まれたときに咲いていた花の名をつけたがったんです。だから三月末生まれの妹は桜、十月生まれの妹は菊。そして私は五月生まれだったのでこんな漢字の花の名を。だから私の名をちゃんと読める人と結婚しようと。だけど、誰も私の名をすぐ読めなかった」
そこで、やっとわかった。
「つつじさんというんですね」
彼女はこっくり頷いた。「なんで、両親は仮名の名前をつけなかったのでしょう」
「つつじさん。いい名ではありませんか!私の好きな花です。私と結婚しましょう」
すると、彼女はペンと紙を私に渡して言った。
「では、私の名前を正確に書いてください。私は心に決めていました。私の夫になる人は私の名を間違えずに書ける人だと」
ペンを握ったものの頭の中は真っ白だ。もちろんさっき彼女が書いた漢字の名前は、彼女が隠してしまった。ぼんやり浮かぶ気もするのだが。書けない。悔しい。そこで紙に書いたのは私の名前だ。
「吉田鶺鴒」
彼女は、驚き後づさった。
「何ですか?その文字は」
「公平にしましょう。これが私の本名です。名前を読んでください」と私が言うと彼女は緊張して声を震わせる。「よ、読めません」
「私も同じ悩みを抱えているのです。変な名でしょう。ヨシダセキレイというのです。でも、私はわかりました。あなたこそ、誰も名を読めない私の名前の苦しさを理解できる人だと。私と結婚してください。躑躅さん!」彼女は感動し私に共感していた。
「わかりました。鶺鴒さん。お受けします」
私は彼女と手を握り合い将来を誓いあった。

そして、私と彼女は役所の住民課に婚姻届を出しにきたのだが、証人も直筆でなくてはならない。証人を頼んだのは当然、私に彼女を紹介してくれた奇特な人だ。ただし彼の名も珍しく、本当にこの名の人がいたとは驚きである。その名とは‥
「寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ、海砂利水魚の水行末雲来末風来末、‥‥」窓口でまだ書いている。

父の日ギフト2023 -オンラインショップ限定商品が満載!-



「お酒好きのお父さんに、心に残るプレゼントをしたい!」
そうお考えのみなさま。
今年はオンラインショップ限定のこだわり焼酎を“蔵元直送”して、お父さんをビックリさせてみませんか!?
今年も父の日のプレゼントに向けて白岳オリジナルギフトを多数ご用意しました。
ぜひお父さん好みの一本を選んで、素敵な父の日にしてくださいね!

【父の日】白岳最高級
「HAKUTAKE Limited. 30度」720ml 化粧箱入り 11,880円(税込)


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【父の日】ギフト人気NO.1
「百 23度500ml」化粧箱入り 7,150円(税込)


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限定50セット/【父の日】
くまモンの製氷器 ギフトセット 4,217円(税込)


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限定30セット/【父の日】
星空晩酌セット-KUMAMOTO no DEAI-
5,200円(税込)

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限定30セット/【父の日】
しろ星晩酌セット-KUMAMOTO no DEAI- 6,100円(税込)


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【父の日限定】
「KAORU星空ボトル」6本セット 7,788円(税込)


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【父の日限定】
「白岳KAORU25度200mlペット」30本入りケース 9,270円(税込)

今年は定番の父の日商品から絶品味噌と楽しめるセットやメッセージを送れるセットまで
幅広くご用意致しましたので、ぜひHAKUTAKE ONLINE SHOPでお求めください。

数量限定の商品もございますので、ご購入はお早めに!

【新CM】ロアッソ熊本応援グッズ「白岳パックハリセン」がCMになりました!

このたび、ロアッソ熊本応援グッズ「白岳パックハリセン」の新CMが完成いたしました。

■高橋酒造「ロアッソ熊本応援 白岳ハリセン」15秒篇

■高橋酒造「ロアッソ熊本応援 白岳ハリセン」30秒篇

ロアッソ熊本のサポーター様のハリセンを叩く一体感が
とても素敵なCMとなっております。

今後ロアッソ熊本の試合中継などを中心に放映していく予定ですので、ぜひご注目ください!

第223回 ナンバリング・シンドローム

新しい患者さんには予診票を記入して出してもらう。「次の患者さん!えーっと」予診票を見て驚いた。名前が『884164』となっている。入ってきた患者に友人らしき人物が付き添っている。付き添いは認めていないのだが。
「すみません。彼を診てください。よく喋れないので」それでは仕方がない。
「彼は、林浩司くんといいます」すると、患者という男が「ヨ・ロ・シ・ク」とたどたどしく言った。そして付き添いの彼が言う。
「その予診票でおわかりのことと思いますが、彼の名前は数字で記入してあります。884164。はやしひろし、と書いてあるのです。これが、彼の心の病です。それで、私が付き添ってきました。今、林くんはヨロシクと言いましたが、これは4649だから話せたのです。彼は数字しか話せなくなってしまっているのです。だからコミュニケーションは無理だと私が一緒に連れてきたんです」
「そんなに悪いんですか」と言うと林という男は「ヨ・ク・ナ・イ」と答えた。4971か。なるほど。「ヨ・ロ・シ・ク・ヨ」
すると付き添いの男が言った。「私は林くんの友人のカジオと言います。彼の症状は私が説明しないと分かりづらいと思い付き添って来ました。昔は林くんはこれほどひどくはなかったんです。ただ、兆候はありました」
「どんな具合ですか?」
「普通に林くんと話していて、急に言うんですよ。ご苦労さんって数字で言えるかって。どういう意味?と確認すると、ご苦労さんを数字で言うと5963だろ?って。そうだねって答えたら、彼はうなずいて、すごく嬉しそうなんですよ。で、林くんが言うには、このことに気づいてから、気持ちがよくて、食事がうまくなったらしいんですね。そのことに気づいた夜はなぜか熟睡できたとのこと」
「ほう。それはよかったではありませんか」
「はい。よかったのはそこまで。それから林くんは、その気持ちよかった経験が心に滲みつき、人と会話するときは数字で伝えなければならない、という観念に取り憑かれてしまったのです。最初はそれでも話ができたのですが、だんだん症状が進行していく。何か言いたいのだが、数字の言葉が思いつかず、夜も眠れない。食事も喉を通らなくなったのです。なあ、辛いだろ。林くん」
林という男は喉をさすりながら、辛そうにいう。
「ナニシロ、クロー」
7246-96か、なるほどと思った。「ハヤク、ヨクシロ」889-4946と言われてもねえ。
「林さんは重度の強迫観念に囚われていると思います。数字で言わなければならないと自分で自分に暗示をかけているのが問題です。似た症状として家の鍵をかけたか気になって頭から離れなくなってしまう。胃が痛くなったり、吐き気がする人もいる。数字が気になることも、その症状の一つの例かもしれません。数字に固執するのが林さんの場合なので、仮に病名をナンバリング症候群としたのですが」
林という男とカジオが顔を見合わせたので、続けた。「似た症状に先日私が出会ったダジャレ症候群というのがあるのですよ」
「なんですか?そのダジャレなんとかというのは?」
「ええ。話をするとき、会話の中に必ずダジャレを入れなければ、会話ができなくなるという症状の人たちです」
「そんな人たちがいるんですか?」
「はい。ダジャレを言わないと心が落ち着かないらしい。話すたびにダジャレを入れてくる。この症状はオヤジと呼ばれる世代に多いですね。周りから振り向かれなくなり、承認欲求の発露として症状が顕在化したようです。これがまずいのは、伝染性があるということですね。私も『そんなひどいギャグをいうオヤジはダジャレ』とか『奥さん、そんなひどいダジャレを言って、恋人もダジャレ好きですか?ダジャレ夫人の恋人』とか言い始めて感染したかと思いました。カンセンしませんよね。こんな話」
二人は呆れている。
「ヨクヨククロナ、イシャサン」
林という男が私に同情に満ちた表情で言った。4949967-1483。よくよく苦労な医者さんと言っているのか。うん。ちゃんと数字で言えている。しかし、患者からまで同情されるとは。思わずうなづく。
「ナクナヨ、イシャサン」
7974-1483。泣くなよ、医者さん。いや、別に泣いてはいない。
で、カジオが尋ねてきた。
「そのような症状はどうやって治すのですか?いい治療法はあるのでしょうか?」
私は答えた。
「それでは、お薬を出しましょう。しばらく続けられると効果が出ると思います」
カジオと林は顔を見合わせていた。
「そんなに簡単に薬で治せるものですか?」
「ええ、薬物治療で効果を見ます。それから認知行動治療をやっていこうと思います」
林という男は嬉しそうに何度も頷いていた。
「ヨロシク、イシャサン」
私はSSRIを主にして薬を処方することにした。すると、付き添いのカジオが、熱心に言う。
「お願いします。私にも薬を処方してください。私ショートショートを書いているのですが、ショートショートの最後は必ず意外なオチをつけないといけないと思っているのです。だから意外なオチを思いつかないと、眠れない。息が苦しい。動悸がする。不安で仕方がない。だから、私も先生の処方をお願いします!」
そんな人もいるのか。
ではこれを「オチをつけないと落ち着かないシンドローム」と名付けよう。

令和5年熊本国税局酒類鑑評会「優等賞」受賞のお知らせ

このたび、令和5年熊本国税局酒類鑑評会において、
本格米焼酎「白岳」を製造する【高橋酒造株式会社 多良木蒸留所】が優等賞を受賞いたしました。

酒類鑑評会は、酒類の製造技術や品質向上を目的として開催され、品質評価等を行い、
その結果特に優秀な製造技術を有すると認められた酒類製造者及び杜氏等製造責任者を顕彰しています。熊本国税局管内は、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県を有しています。

「白岳」は初入賞の1965年(昭和40年)以来57回の入賞を果たしており、
本年も当社の多良木蒸留所で造る「本格米焼酎 白岳」が昨年に引き続き受賞をいたしました。

これもひとえに、皆様のご愛顧の賜物と感謝申し上げます。

この受賞を励みに、社員一同ますます研鑽を重ね、皆様に喜んでいただける焼酎造りに日々努力精進してまいります。

今後も変わらぬお引き立ての程、何卒宜しくお願い申し上げます。