年末年始休業のお知らせ

2023年もあと僅かとなりましたが、
本年も弊社商品をご愛顧いただき誠にありがとうございました。

さて、誠に勝手ながら下記の期間は年末年始休業とさせていただきます。

2023年12月30日(土)~2024年1月4日(木)まで
〔2024年 1月 5日(金)は営業いたします。〕

■「お客様相談室(お問い合わせメール)」へのお問い合わせについて
2023年12月29日(金)正午から2024年1月4日(木)までの期間にいただきましたお問い合わせにつきましては、
2024年1月5日(金)以降、順次ご対応させていただきます。

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

よいお年をお迎えください。

【新商品】クラフトジン『BEAR’S BOOK THE MAGIC』を発売します

このたび、12月3日“奇術(マジック)の日”正午に、熊本発の酒造りブランド「T’s CRAFT」の第2弾クラフトジン「BEAR’S BOOK THE MAGIC」を新発売いたします。

BEAR’S BOOK THE MAGIC

【商品概要】
商品名:BEAR’S BOOK THE MAGIC
容量:500ml
アルコール度数:45%
発売日:2023年12月3日
価格:4,950円
5,500円(化粧箱入り)
公式ECサイト:https://ts-craft.jp
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000064466.html

「BEAR’S BOOK THE MAGIC」は、2021年に発売したクラフトジン「BEAR’S BOOK」シリーズの第2弾。高橋酒造の酒造りブランド「T’s CRAFT」の製法や品質へのこだわりはそのまま活かしながら、熊本大学薬学部に協力を仰ぎ、40種類以上ものボタニカルを研究・厳選して構想約3年の歳月をかけた末に完成しました。
商品コンセプトは「ハーバル&フローラル」。

野趣あふれるハーブと華やかな素材たちが織りなす魔法に身を委ねながら、磨き上げた透明感あふれる風味をお楽しみください。

ご購入はこちら

第230回 ピエロの日

帰宅すると封筒がきていた。赤と白と黄色の奇妙な模様が描かれた封筒で、嫌な予感がする。
開けると予感は的中した。
抽選に当たった成人はその地域で六ヶ月間ピエロにならなくてはならない。これは法で定められたことだ。法が制定された当初は騒がれたが、今はもう理由が云々されることはない。既成の法があるという認識だけだ。
そして何ということだ。私が“公共道化師従事者“に指名されてしまうとは。拒否することはできるが、拒否者の氏名は報道され、皆に知れわたる。そしてピエロを拒否した反社会人物として世間から白い目で見られることになる。挙句、一家心中に追い込まれた例も知っている。「お父さん、荷物が届いたよ」と息子が教えてくれた。けっこう大きな箱だ。開けてみると、私の体型に合わせたピエロの服が入っていた。帽子もあるし、私の足の倍はあろうとかいうドタ靴も入っていた。そしてドーランなどピエロのメイク用品も一式。もちろんピエロ期間中も、私の私生活はこれまで通りだ。しかし人前ではピエロの格好で過ごさなくてはならない。事務職であればいいのだが、私は営業職だ。それをピエロ姿でやらねばならないとは。そのことを前もって会社の上司に報告すると「たいへんだね。無事に務めあげてくれ。兵役に行くと思って」と激励してくれた。妻も「大丈夫?」と心配してくれた。ただ「公共道化師報酬」が出るのが慰めだが、額は微々たるものだ。これは地域社会への奉仕と自分に言い聞かせるしかなかった。
さて、私の「ピエロの日」がやってきた。服を着て顔に化粧をして、つけ鼻をする。帽子をかぶって鏡の前に立つと、立派なピエロだ。妻が私を見てぷっと吹き出し、申し訳ないと思ったのか顔を覆った。そして言った「お義母さんが見えましたよ」心配で駆けつけてくれたようだ。母は私を見て言葉も出ない。顔を伏せ肩を震わせている。泣いているのか?あまりの哀れさに。違った。母は泣いて肩を震わせているのではなく、笑いを堪えていたのだった。それから息をヒィヒィ押し殺して私に言った。「無事に、立派に、半年お務めしなさい」もう私に逃げ道はないようだ。
出勤のため玄関を出ると、そこは人の山だった。一目だけでも私を見ようと広報を見て集まってきていたのだ。皆が私にスマートフォンを向ける。新人のピエロをS N Sに載せようというつもりらしい。カメラの音と歓声。
役所の担当者が近付き、いくつかの確認事項を読みあげ、感謝を伝えて去っていった。
それから私は電車に乗り職場へと向かう。電車に乗ると、乗客たちが歓声をあげた。「ご苦労さまです」と。「どうぞ使ってください」と席を一列空けられた。仕方なく座るとここでもスマートフォンで撮られ始める。一人だけ幼児が大声をあげて泣き出した。「怖いよー。あの人怖いよー」と。きっと“道化恐怖症“の子どもなのだろう。申し訳ないと思う。そういえば、ホラー映画でもピエロが登場する作品は多いものな。そして会社へ。ピエロ姿を見て女性社員が大興奮。「ほんとだったんだー」近づいてこない人と、駈け寄る人。人の反応は二極に分かれていた。そして上司は前日までは「立派に務めろよ」と言っていたくせに、腹を抱えて笑い転げていた。それまで言っていたことと、反応がまるで違うのだ。同僚からも私がいないところで上司が、あそこ迄不様にやれるのかね、と嘲笑っていたと聞いた。どうして、そんな抽選に当たったのか。得意先への営業ももちろんピエロ姿だった。得意先の私への反応がそれまではややツッケンどんだったのが、ピエロ姿だと逆に丁寧になったのは意外だった。
それも最初の頃だけ。なぜ期間が六ヶ月かという理由もぼんやりとわかったような気がした。周囲の人々も私のピエロ姿に馴れて来たようなのだ。私も顔のメイクを変えてみるようになった。口角を下げて書いてみたり、びっくり目にしてみたり。服も他の縞々模様にしてみたり。私自身もピエロ姿が当然だと思うようになり、通勤電車に乗っても何も感じなくなる。もちろん、いくつかのできごとが私がピエロ姿になってから起こった。たとえば妻の反応。私が外出しようと誘っても何かと理由をつけて断ってくる。やはり、こんな姿の私とどこかへ行くということが妻には耐えられないことなのか。それを妻に尋ねてみたいのだが、尋ねるのが怖い自分もいる。
小学校から帰って来た息子が泣きながら言った。いじめられたらしい。「ピエロの子ならピエロの子らしくもっと面白いことやってみろ。ピエロの父親は家でもピエロなのか」と。
ピエロの日がスタートしたときは、息子も小学校では得意そうだったというのに。世の中は、そんなものらしい。普通の自分とピエロになった自分。わからなかったことが見えてくるシステムではあるなあ。ふとそう思う。そして、その期限まで残りが少なくなってきた。ピエロは涙を顔に書き込むのが多いとか。滑稽な外見でも悲しみを内面に秘めているということなのだろう。私の顔に描く涙がだんだん大きくなっていったある日、見知らぬ男が私に近づき話しかけてきた。「私、公共道化師事務局のものです。道化師従事ご苦労様です。もうすぐ任期が終了ですが、少しシステムが変わりました。これからは抽選ではなく前任者が後任の道化師を指名できるようになりました。ですから次はどなたを指名されます?」
そう言われて考え込む。やはり、口では上手いことを言って悪口を言ってた上司なのかなあ。
いや‥‥いや‥‥いや。
それは‥‥‥、お前だあ!!

【11/23(木・祝)-26(日)】イベント出店情報(東京・福岡)

いつも高橋酒造の商品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
このたびは2023年11月23日(木・祝)~26日(日)の期間にて、当社が全国で出店するイベント情報をお届けいたします。

〈ポップアップショップ出店〉
① 「HAKUTAKE KAORU Lab.」@福岡・今泉

HAKUTAKE KAORU Lab.

【日程】 2023年11月24日(金)~26日(日) 11:30~20:00
※24日(金)のみ11:30〜23:00
【会場】バール ヴィータBar Vita(福岡県福岡市中央区今泉2丁目5−17)
https://barvitatenjin.gorp.jp/
【詳細情報】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000064466.html
【見どころ】福岡の和菓子と駄菓子の名店「をかし ひつじや」(福岡県福岡市南区大橋3丁目26−8)とタイアップし、「米焼酎×和菓子の異色の組み合わせ」が実現しました。
この日にしか購入することが出来ない「オリジナルコラボ商品」も多数揃えております!
ひつじやKAORUコラボ商品

〈白岳しろキッチンカー出店〉
② SAKANA&JAPAN FESTIVAL2023(魚ジャパンフェス)@東京・お台場

魚ジャパンフェス
【日程】 2023年11月23日(木・祝)~26日(日) 10:00~20:00
※26日(日)のみ10:00~18:00を予定
【会場】お台場青海地区P区画特設会場(東京都江東区)
【公式HP】https://37sakana.jp/sjfesodaiba/

【見どころ】累計来場者が150万人を超える日本最大級の魚介グルメフェスがさらにパワーアップ!米焼酎と相性抜群の魚料理を食べ尽くすことが出来るおすすめイベントです!

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どちらも盛り上がること間違い無しのイベントとなりますので、ぜひお誘い合わせの上でご来場ください!

【11月3日(金)-5日(日)】イベント出店情報(横浜・熊本)

いつも高橋酒造の商品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
このたびは2023年11月3日(金・祝)~5日(日)の期間にて、
当社が全国で出店するイベント情報をお届けいたします。

〈キッチンカー出動イベント〉

⓵全国ふるさとフェア2023@赤レンガ倉庫〈横浜〉

【日程】 11月3日(金・祝)~5日(日)10:00〜18:00
【場所】横浜赤レンガ倉庫 イベント広場 〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1−1−1
※入場無料/雨天決行・荒天中止
【公式HP】https://www.furusatofair.com/
【PRポイント】初開催から19年目を迎えるビックイベントで、「横浜赤レンガ倉庫・イベント広場」で全国の郷土や食文化を広く発信する横浜の秋の風物詩”。今回初めて白岳しろキッチンカーが乗り込みます!

 

②くまもと球磨焼酎まつり@アミュプラザ熊本〈熊本〉

【日程】
11月3日(金・祝)16:00~20:00
11月4日(土)・5日(日)12:00~20:00
【場所】
アミュプラザくまもと アミュひろば(JR熊本駅白川口駅前広場)
【公式HP】
https://kumahaku.kumamoto-guide.jp/events/detail/39
≪参加蔵元≫
深野酒造・繊月酒造・福田酒造・大和一酒造元・高橋酒造・常楽酒造・堤酒造・房の露・林酒造場・大石酒造場・六調子酒造・松本酒造場・高田酒造場・松下醸造場

【PRポイント】球磨焼酎の酒蔵がアミュひろばに集まって、飲み比べできるイベントに3日間ブース出展します!人吉の特産品販売コーナーもあり、県南の魅力が盛りだくさん!

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ぜひお誘い合わせの上でご来場ください!

第229回 守ろう、食文化

突然の異動辞令だった。赴任先は初めて聞く地名の地方都市だ。単身なので、何も調べることなく移動先の支社に向かった。
支社は支社長と二人だけ。本社が送り込んでくれたメンバーということで、大歓迎を受けた。聞けば、支社長は現地の方とのことだった。穏やかな雰囲気で安心した。しかし、街を歩いてみると、何か違う気がする。その正体がわからないのがもどかしいのだが。それを除けば平凡な日本の地方都市だと思う。この違和感はなんだろう。
支社長が声をかけてくれた。最初の日だし帰りに一杯やらないか!と。もちろん断るわけにはいかない。行きつけの店ということだった。やってきたのはいかにもサラリーマン居酒屋という雰囲気の店だ。「まっしぐら」という店名。いい匂いのたち込める店内。支社長が「ビールと、適当に焼いてね」と言うと、すぐに串が出てきた。コップを合わせて乾杯すると支社長が喉を鳴らす。「おー、まずコバンか。王道だな」と串を手にした。私も串を取り口に入れる。甘い醤油味のジューシーさだ。しかし、なぜ、コバンというんだ。焼き鳥にも呼び名はいろいろある。胎内のタマゴをチョウチンと呼ぶし、肛門をボンジリと呼ぶ。「次は、ババとカリマシタです」変な部位の名だなと思って齧る。独特の食感だ。うまい。夢中で食すと支社長が満足そうに頷いた。
「うまいだろう。ここの独特の食文化だからね。この美味しさがわかれば、立派なこの土地の人間だよ」
私も同意した。「ここだけの味かあ。この土地で仕事できるようになってよかったです。こんなに美味しい焼き鳥は初めてですよ」
支社長は大きく笑った。
「こりゃあ、傑作だ。この串は、焼き鳥なんかじゃないよ。外の看板見なかったのか?居酒屋焼きネコまっしぐら、とあったろう」
「焼きネコ?焼き鳥じゃなくて?」
支社長は得意そうだ。な、なんてことだ。猫は大好きなのに。まさか串になって食べさせられるなんて。信じられない。なんと残酷残虐な土地なんだ。それで、この土地に来て感じていた違和感の正体がわかった。
この土地は港町にも関わらず、猫を一匹も見かけないのだ。猫たちはどうしたのだ。食われてしまったのか。
「へぇ次の串は、またたび焼きです」
新しい串がさらに置かれた。なるほど、焼き鳥の串の名にしては変な名前の部位と思った。猫にちなんだ串のネーミングだったのか。コバンは猫に小判。ババはネコババ。カリマシタは“猫の手を借りたい“からか。呆れた。そして猫好きな私は吐き気‥‥、を催すかと思ったのだが‥‥、うまい‥‥なんということだ、私は焼き猫の美味しさの虜になってしまったようだ。目の前のまたたび焼きに口内でじゅるっと唾液が溢れてきた。串を手に取り咥える。やはり美味い。私の舌が素直に反応する。噛みごたえが‥‥。自分の残酷さに呆れた。
「ねっ!この土地は最高だ。よそでは焼きネコは食べられないからね」と支社長は得意そうだった。
すると居酒屋の店主の顔が曇った。「ありがとうございます。でも、この店もやめなくてはならないようなんです」
「なんでこんな美味しい焼きネコ屋を閉めるんだ。なんとか続けてくれ」
「へぇ。実はこの都市の猫はほぼ食い尽くされましてね。材料が手に入らないんです。仕事を続けようにも、このままでは焼き鳥屋に商売替えしなくっちゃならないかと悩んでいたところなんです」
「それはいかん。この土地の焼きネコ文化は守らねばならん。そうだ。新しい猫の肉が手に入れば焼きネコは存続できるんだね」
「そりゃあ、もちろんです。けど、誰が猫を調達するんですか」
「そりゃあ、私たちだ。近くの山に猫たちがいっぱい生息していると聞いたことがある。そこで捕獲してこよう。君も、一緒に今度の休日に」
と、支社長は私の肩をポンと叩いた。私は「あ、はあ」と生返事するしかなかった。「しかし‥‥」と心配そうな焼きネコ屋の店主。
で、次の休日に私は近くの山まで、支社長のお伴ということになった。そこで、山に住む猫たちを狩って店に提供しようというのだ。支社長はニッカポッカを履いて猟銃を持ちハンター帽をかぶって万全のスタイルで現れた。私はといえば猫を狩るなんて生理的に駄目なのだが、これも業務命令の一環だと自分に言い聞かせて渋々ついていく。
「猫を狩ったら焼きネコ屋の親父、喜ぶだろうな。なかなか客に出さない貴重な部位を食べさせてくれるかもしれないぞ」と上機嫌でいた。
さて、山には入ったものの、話とは大違い。肝心の猫の姿は、まったく見当たらなかった。このままでは獲物はゼロだ、と支社長は山の奥へ奥へと入っていく。すぐに猫果が得られるものと考えていたらしい。やがて頭上にあったお日様も傾き始めた。昼過ぎだ。
「腹空きましたね」と弱音を漏らす。すると樹々の向こうに古めかしい屋敷が。レストランと文字が見える。
「腹が減っては戦はできぬ。ここで食事だ」と支社長。
中へ入ると誰も出てこない。ただ貼り紙が。「ここで着ているものをすべて脱いでください」
二人とも変だと思いつつ素っ裸になって次の扉を開く。ここにも貼り紙が。「全身にこのツボの中のクリームを塗ってください」支社長は疑うことなく全身にクリームを塗っている。この話は聞いたことがある。知ってるぞ。宮沢賢治の‥‥。そうだ、ここは山猫軒だ‥‥。この土地は弱肉強食の食文化でもあるのか?周りを猫たちの鳴き声が迫ってくる。
ここでは捕食者の頂点を人と猫が競い合っているのか!
私たちの悲鳴は猫の鳴き声で消え去ってしまった。

【イベント】「RKKまつり」に白岳しろキッチンカーが出店!(熊本)

このたび、熊本の花畑広場で10月14日(土)、15日(日)に開催される「RKKまつり」に白岳しろキッチンカーが出店いたします!

RKKまつり

【イベントについて】
日程/10月14日(土) ~ 10月15日(日)
場所・会場/くまもと街なか広場(花畑広場内)
公式HP/ https://rkk.jp/matsuri/

当社が番組提供をさせていただいている「白岳 presents 中原丈雄のくまもとスピリット」の公開収録をはじめ、スペシャルゲストのDJKOOさんや小島よしおさんなど、この日にしか出会うことのできないイベントや企画が満載の2日間です!

当日は白岳しろキッチンカーが出動して、白岳KAORUのハイボールやレモンサワーを提供いたしますので、ぜひRKKのコラボメニューや絶品のキッチンカーグルメとともにお楽しみください!

みなさまのご来場を心よりお待ちしております!

「究極の米焼酎 百」送料無料のお知らせ

いつも、当社ECサイト「HAKUTAKE ONLINE SHOP(https://hakutake-shop.jp/)」をご利用いただき誠にありがとうございます。

このたび、当サイト人気No.1商品の「究極の米焼酎 百」を送料無料とさせていただくことになりましたので、お知らせ申し上げます。

もっとたくさんの方にこの商品をお届けしたいとの想いでの改定となります。

【変更日時】
2023年10月10日(火)17:00以降のご注文から

【対象商品】
百 23度 500ml 化粧箱入り
https://hakutake-shop.jp/view/item/000000000082

【注意事項】
・送料無料対象は「百」のみとなります。
・百以外の商品と同時注文の場合は、送料無料となりません。
・ご注文は弊社ウェブサイトからのみ承ります。

「百」は、ご家族や大切な方との特別なひととき、ご自宅でのくつろぎタイムにぴったりです。また、ギフトとしても喜ばれる逸品です。地元ならではのおもてなしの心を込め、一つ一つ手作りで丁寧に包装し、お届けいたしますのでこの機会にぜひお買い求めください。

今後ともご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

【10/6(金)-9(日)】イベント出店情報(東京・福岡・熊本)

いつも高橋酒造の商品をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
このたびは2023年10月6日(金・祝)~9日(月・祝)の期間にて、
当社が全国で出店するイベント情報をお届けいたします。

〈キッチンカー出動イベント〉

⓵第14回九州観光・物産フェア in 代々木2023〈東京〉

【日程】 2023年10月6日(金)~9日(月・祝)/10:00~19:00
※最終日は18:00まで会 場/代々木公園イベント広場
【公式HP】https://kyushu-yoyogipark.com/
【PRポイント】うまかもん!今年も代々木公園に大集合!九州各地の美味しい食べ物やお酒をどっさり揃えて開催いたします!

 

⓶サザエさん商店街通り夢まつり@西新(福岡)

 

【日 程】 2023年10月8日(日)/9:30~17:00
※10月8日(日曜日)車両通行止め9:00-17:00
【公式HP】 https://fujisaki-fukuoka.jimdofree.com/
【PRポイント】西新オレンジ通り・西新中央・西新中西・高取・藤崎通りの5つの商店街がつながる道が「サザエさん商店街通り」。この通りの美味しいグルメが勢ぞろいして、当日は楽しいイベントも実施されます!

 

⓷令和5年度「城下町大にぎわい市」@花畑広場(熊本)

【日 程】 10月7日(土)10:00~22:00
10月8日(日)11:00~22:00
10月9日(月・祝)11:00 ~ 16:00
【公式HP】 https://www.city.kumamoto.jp/hpkiji/pub/detail.aspx?c_id=5&type=top&id=9400
【PRポイント】「城下町大にぎわい市」は、自治体と辛島町・桜町地域の事業者・商店街が一体となって開催する、熊本中の美味しいグルメや楽しい催し物が一斉に集まった秋のオススメイベントです!

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「食欲の秋」には美味しいキッチンカーグルメを片手に最高の一杯をいかがですか?気候も涼しくなってきてイベントが楽しい季節になってまいりましたので、ぜひお誘い合わせの上でご来場ください!

第228回 新しい家族

 この日が来るとは覚悟していたものの、不治の病にかかり和江が亡くなって一週間が経つ。残された愛しい娘の悲しみは想像以上のものだった。私にしても妻の和江のいない喪失感から立ち直ることはできそうになかった。これからの日々をどう過ごせばいいのだろう。
 祭壇の前で娘と二人、うなだれていたときだった。玄関でチャイムが鳴った。来客か。重い足取りで玄関に向かう。ドアの向こうに立っていたのは、信じられないことに、妻だった。「和江!」そして娘も「ママ!」
 和江は、白い封筒を私に差し出し微笑んだ。手紙を読んで驚く。和江は自分の死期を知り、なんとか私や幼い娘を悲しませたくないと方法を模索したのだ。そしてたどり着いたのが、これ。自分そのものと言えるクローンを作り出すことだった。そして立ち振る舞いも自分そっくりの存在に教育して、死後に送り出すように準備していたようだ。亡くなった和江本人ではないかもしれないが、外見はまさに和江だ。「あなた、よろしくお願いします」とクローンの和江は頭を下げた。思いがけない母親の生還に娘は狂喜した。無理もない。私でさえ信じられないくらい嬉しいのだから。こんな奇跡があるだろうか?和江クローンに娘はよくなついた。和江からしっかり教えられていたのか、私の世話も雑務もすべてうまくやってくれる。妻の祭壇の世話もこなしてくれて、正直、奇妙な気持ちだ。だが、話していて、どこかが違うという違和感を拭えない。違和感の正体はわからないのだが。
 それから数日経ったある日。チャイムが鳴った。和江が出ていくと玄関でフリーズしている。どうしたのだろうと見ると、和江の向こうに、もう一人の和江がいた。その和江も、私を見つけて微笑んできた。新しい和江も白い封筒を差し出した。受け取って開封してみた。妻の見慣れた筆跡だ。生前、彼女が書いたものに間違いない。手紙には、こうあった。クローンを作って送り出した後、どうしても気になり始めた。先に送り出したクローンは自分に似てはいたがどこか不完全な気がしてならない、と。だから、より自分自身に近いクローンを作ることにした。娘のためにも私のためにも、それが最善の方法と信じているから、とあった。じゃあ最初の和江のクローンはどうすればいいんだよ。よく見れば、今回来てくれた和江の方が確かに世話がよく行き届くような気もする。さて、前の和江を追い出すわけにもいかないし。前の和江には娘の世話に専念してもらえばいいか。最初のクローン和江も、今度のクローン和江も、まるで懐かしい家族同士のように互いを受け入れて生活するようになった。娘も二人の母親に最初は戸惑ったものの、すぐに慣れて、楽しそうに過ごすようになった。妻が二人になったからには、これまで以上に頑張らなきゃいけないな、と自分に言い聞かせた。それにしても、科学はどこまで進歩するものなのか。同じ和江でも今度の和江は料理上手だ。
 我が家は和やかな日々が続くようになったある日。会社から帰宅して驚いた。なんと和江が三人に増えていたのだった。娘が言った。「新しいママが来たよ」新顔の和江も手紙を持参していた。それによると、前の二人の妻で不満はないのだが、心配なのは娘の教育のことだという。そういえば、小学校の娘の成績まで私の目は届いていなかった。新しい和江は子供の教育に特化して培養されているらしい。なるほど。娘は新しいママに勉強を習っている。「とても教え方がうまいの。わかりやすくて」しかし、三人女性が寄ればかしましい、とはよく言ったものものだ。同じ顔の三人がぺちゃくちゃしゃべっている。仲が良いのはいいことだが。娘はにこにこしながら三人の母親のおしゃべりを聞いている。しかし……。私一人の稼ぎで、これだけの人数を食べさせていけるだろうか?少し不安になった。
 数日後、また新しい和江がやってきた。もう、驚くことはなかった。いや半ば呆れたものだ。新しい和江が持ってきた手紙には、こうあった。専業主婦だった自分には夢があったのだ、と。それは実業家としての自分の夢。それをこのクローンに現実化してもらいたい。このクローンなら大家族を助けることができると信じている、と。手紙の通り、新しい和江は外に出ると事業を興し、すぐに大金を稼ぐようになった。和江には、そんな商才もあったのかと舌を巻いた。おかげで経済的な心配は消え去った。これなら余裕だなと思っていたら、またしても新しい和江がやってきた。金の余裕ができて我が家の土地を買い足したら、その新しい和江は土地を庭園にと作り替え、植物たちの世話を始め、庭は美しい花々で満たされた。
 五人の妻たちは我が家のさまざまなことをテキパキとこなしていく。娘も淋しがることもない。でも、はたしてこれでいいのだろうか?
 そんな私の背中を誰かが優しく撫でた。新しい和江がやって来たのだ。持って来た手紙にはこうあった。いつも、あなたのそばにいたい。そのための新しい私を行かせます、と。私はクローン和江を見つめた。私の中にさまざまな想いが溢れ出てくる。そのときの想いを実現化させることにした。私は尋ねた。「クローンが欲しい時はどこに行けばいいんだい?」そう。私も私のクローンを作ろうと考えていた。全部で五体。そして五人のクローン和江それぞれに一体づつ贈ろう、と。一家を支える主人であるクローン。私の趣味の釣り好きのクローン。娘の教育に熱心なクローン。家事にも能力を活かすクローン。そして、サラリーマンの私の代わりに会社に通勤するクローンだ。これで、すべてうまくいく。和江たちにも微妙に適性の違いがあるかもしれない。カップルとして最良の相性であることを祈ろう。
 私か?私はもちろん私のことを慕ってくれる和江に、これから寄り添い続けてやるつもりだ。それが正しいことかどうかはわからないが。