年始広告「生きてくだけで冒険だ。」の特設サイト&新ラジオCMリリース

このたび熊本日日新聞(2024年1月3日付新年号)に掲載した年始広告「生きてくだけで冒険だ。」の特設サイトをリリースしました。

【特設サイト】
https://hakutake.co.jp/ikitekudakede_boukenda

【プレスリリース】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000064466.html

 

また、本日より「生きてくだけで冒険だ。」の新ラジオCM放送がスタートします。下記ラジオ番組やYouTubeでお聴きいただけますので、ぜひご視聴ください。

 

【CM放送予定のラジオ番組】

熊本
・水上清乃のあなたにカンパイ(RKKラジオ)/毎週水曜 夕方18時〜
・J-POP NONSTOP COUNTDOWN(熊本シティエフエム)/  毎週土曜 19時~20時

福岡
・白岳KAORU研究所(RKBラジオ)/毎週月曜20時~

東京
・白岳しろ 坂ノ上茜のぎゃんっ!ラジオ(東京FM)/毎週木曜21時~

 

CMのコンセプトは「若者たちへのエール」。等身大で生きる若者たちの日常にある“小さな冒険”にフォーカスしながら、悩みながらも一歩を踏み出そうとする行動に対して背中をやさしく押していきたいという想いを込めております。

制作は熊本出身のコピーライター上田 浩和さんが担当。若者が日々抱く葛藤や未来に向けた希望を繊細な言葉のタッチで書き表していただきました。

また、音楽には熊本出身のシンガーソングライター坂田 飛鳥さんが手掛ける「僕達の全世界」を起用し、柔らかな歌声とともに広告の世界観を表現しています。

 

◆クリエイター

・アーティスト 坂田 飛鳥(さかた あすか)
熊本県出身。平成音楽大学卒業。
ピアノとギターを楽曲によって持ち替え、日常の中で生まれる想いを繊細であたたかな歌声で表現するシンガーソングライター。
1stAlbum「あれかしと」2ndAlbum「つまり、愛の認識」リリース。
ライブ活動や企業への楽曲提供の他、熊本シティエフエムにて毎月第3水曜日に「坂田飛鳥の”さかぁすラジオっ!”」ラジオパーソナリティを務める。
近年ではピアノソロでのインストや弦楽器との演奏など、弾き語り以外でも表現の幅を広げている。

 

・コピーライター 上田浩和(うえだ ひろかず)
1975年、熊本県生まれ。
熊本県立済々黌高校/早稲田大学第二文学部卒業後、
2000年に(株)電通入社。2020年にフリーとなり上田家を設立。
宝島社「敵は、嘘。」「嘘つきは、戦争の始まり。」「男でも、首相になれるの?」「君たちは腹が立たないのか」、SMBC「信じられないことは、信じることから生まれる。」、静岡新聞「超ドS。」「普通とは、奇跡だということ。」、眼科こがクリニック「裸眼だったあの頃へ。」などを手がけている。

【イベント】「#夜けんさむ春のお弁当まつり」4月27日(土)開催!

このたび、3月に惜しくも雨で延期になってしまった「#夜けんさむ春のお弁当まつり」を改めて4月27日に開催することになりました!

熊本を代表するグルメブロガー・けんさむさんが太鼓判を押す熊本の有名飲食店が白川夜市の会場に大集合!

この日のために企画したオリジナルお弁当&お惣菜と白岳しろキッチンカーで提供する米焼酎の美味しいペアリングで、春の行楽日和を盛大に盛り上げていきます。

【イベントについて】
◆開催⽇時
2024年4⽉27⽇(⼟)16:00〜22:00
※⾬天中⽌(中止の場合はイベント2~3日前に広報予定)

◆会場
⽩川夜市会場(白川「緑の区間」)
※駐車場はございませんので、公共交通機関か近くのパーキングをご利用ください

◆参加予定店舗
花蕾
furusato
辛だれ焼肉 いたる
BAR BiTT バルビット
トーヨー
葵 食堂 大衆酒場
⼀ら久⾷品
⼿⽻ンゲリオン
創作家庭料理 ソラクル
TRON

当日はイベント会場にけんさむさんも登場して、会場を盛り上げていく予定です。
グルメあり・お酒あり・ゲームありの家族で楽しめる企画満載の春フェスとなりますので、ぜひみなさまでお越しください!

第234回 女神降臨

 よく百円ショップを利用する。必要なものができたときは、とりあえず飛び込むし、必要がなくても、暇なときは百円ショップに寄って時間潰しをする。掘り出し物もよく見つけたりする。小物を入れる缶ケースや、木の蓋のついたガラス容器。ちょっとしたサコッシュも。迷ったら、とりあえず買う。買っても後悔しないのが百円ショップのいいところかな。

 その日も別に欲しいものがあったわけではなく、ふらりと百円ショップに入ったのだった。そこで「伸びる靴ひも」なる変なアイテムを見つけた。一瞬迷ったものの、一応買っておこうとレジへ向かった。

 この日は客が少ない。だからかもしれないがレジは二つしか使われていなかった。今は、セルフレジも多いのだが、やはり人が対応してくれた方がいい。男性のレジと女性のレジがあったのだが、女性のレジを選んだ。別に理由はないのだが、やはり女性に対応してもらった方がソフトな感じがするというだけのこと。

 商品と代金を差し出したときだった。目の前のレジの女性の全身が白く輝いた。なにごとかと立ちすくむ。

 確か目の前にいたのはメガネをかけ事務用の前掛けを着た、どこにでもいるおばちゃんだったはずだ。しかし、今そこにいるのはなんともおごそかな、輝く白衣をまとった女性だった。あんぐりと口を開き、全身がフリーズしてしまった。いったい何が起こったのだ。

 白衣の女性はやさしく微笑んで言った。その声は慈愛に満ちていた。
「いつも百円ショップをご利用下さり、ありがとうございます」
「あなたは……?!」
「私は百円ショップの女神です。あなたがいつも百円ショップをご利用されているのがわかって、あまりの嬉しさに姿を現してしまいました。いつも、ありがとうございます」
「女神……なんであなたがレジにいるんですか?」
「はい。いま人手不足で募集してもなかなかバイト希望者が集まらないんですよ。その苦境を見かねて、私もレジを手伝っているんですけど」

 そうか。どこも人手不足とは聞いていたが女神が手伝わねばならないほどバイトは集まらないんだなあ。

「わかりました。女神さまも大変なんですね」
「ええ。お気遣いありがとうございます。私は、いつも百円ショップをご利用いただくあなたの姿を見て、何かお礼を差し上げなくてはと我慢できなくなりました。女神として、あなたの願いをかなえてあげたい。この百円ショップにあるものなら、なんでいいので欲しいものを願ってください。あなたに差し上げましょう」と女神は表情を輝かせながら言う。しかし、なんでも欲しいものと言っても、願うほどのものはない。どれも自分の小銭で買えるのだから。

 女神にニコニコしながら言われても困ってしまう。「いや、欲しいものができたら自分で買いますから」

 すると女神は両手で顔を覆い首を振った。
「なんという正直で欲のない人でしょう?こんなに無欲な人は初めてです」と買い被られてしまった。いや、欲しいものがないと言うわけではないのだが、切望しても手の届かないものが、百円ショップにはないというだけのことだ。もし湖の女神なら「あなたは正直ものです。湖に落とした斧でなく、金の斧も銀の斧もあげましょう」と言ってくれるところだ。そっちの方が金の斧と銀の斧を貴金属店に買い取ってもらえるから、いいかもしれないな、とぼんやり考えていたら、女神はとんでもないことを言い始めた。
「欲しいものがあれば自分で買うと言い張るのを見て、あなたに何が足りないかがわかりました。人間は生まれつき欲を持っている存在です。あなたには、その“欲“が欠落しているのですね。だから欲しいものは自分で買うなどと言ってしまうのです。あなたは正直ものだから、あなたに欠けている“欲“を授けましょう。なんでも欲しくなる“物欲“。地位を望む“名誉欲“。美味しいものを食べたがる“食欲“。疲れたときに休息するための“睡眠欲“。そして…それらすべての欲望をあなたに」

 とんでもないことだ。そんなものを与えられたら、自分が何をしでかすことになるかわかったもんじゃない。いや、もはや心を欲望の塊に支配されたケダモノのようになってしまいかねない。

 どうも、この女神はおかしい。もっとも、女神でなんでもできるなら、この百円ショップも自分が人の姿に化けて手伝うようなことをせず、アルバイト希望者が増えるようにできないものなのか?人の願いをかなえることができる女神なら、当然そのくらいまず最初にやれるはずだろう。
「せっかくの申し出ですが、私は私の無欲さが気に入っています。ですから、私に欠けている欲望をくださらなくてもけっこうです。それよりも、この百円ショップですが、レジを担当される前に店内の床の汚れや埃、塵、ゴミの散り具合を女神さまの能力でどうにかされませんか?そしてレジ担当者を女神の能力で集められてはいかがですか?」

 女神は哀しそうな表情だ。「残念ながら店のことは私自身にはできません。でもあなたの力を借りれば店をきれいにできますが」「私の力を…?」「そう。ショージキ者の貴方の」「いいですよ」と言うと女神は杖をひとふり。

 私は変身させられた。

 いま、私は電気ショージキとして店の床をきれいに掃除してまわっているのだが…。これでいいのか?

【重要なお知らせ】弊社商品における紅麹原料の取り扱いについて

平素より白岳の本格米焼酎をご愛顧頂き、誠に有難うございます。

高橋酒造株式会社およびそのグループ会社が製造・販売しているすべての商品で紅麹原料は一切使用しておりません。

引き続き、安心・安全な商品をお届けできるよう努めてまいります。

2024年3月29日

高橋酒造株式会社
株式会社白岳酒造研究所
高橋ホールディングス株式会社
球磨焼酎ミュージアム「白岳伝承蔵」

【中止・延期】3月23日(土)「#夜けんさむ春のお弁当まつり」

いつも白岳の本格米焼酎をご愛顧頂き、誠に有難うございます。
3月23日(土)に予定しておりました「#夜けんさむ春のお弁当まつり」は大変申し訳ございませんが、天候の悪化が予想されるため開催を中止させていただくこととなりました。

楽しみにして頂いておりました皆様には、ご迷惑をおかけし大変申し訳ございません。

中止となったイベントにつきましては4月27日(土)に再開催させていただく予定です。詳細につきましては決定次第、ホームページにてお知らせいたしますので、何卒ご理解いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

【KUMAPASS】球磨焼酎を定額で楽しめるサービスをご紹介!

本日は3月14日ホワイト(しろ)デーということで、いつも白岳の本格米焼酎をご愛飲いただいている皆様にこっそりとお得なサービスを紹介させていただきます。

その名も…ちょい飲み支援アプリ「KUMAPASS(くまパス)」!!


https://kumapass.com/

「KUMAPASS」は月額550円(税込)で会員登録すると、なんと1日2杯無料で飲むことができるサブスク型のサービスなんです。
熊本の加盟飲食店でアプリを起動してその場で飲みたい商品を選択すれば、すぐに利用できるのも嬉しいポイント!

KUMAPASSには下記サイトからご登録いただけますので、みなさまもぜひ登録いただいて色々な球磨焼酎にチャレンジしてみてくださいね!

【KUMAPASUアプリ登録サイト】

https://kumapass.com/lp/

【イベント】「#夜けんさむ春のお弁当まつり」3月23日(土)開催!

本イベントは中止・延期となりました。

2021年からスタートした熊本の大人気グルメブロガー・けんさむさんと当社のタイアップ企画
#夜けんさむ」が、ついにリアルイベントを開催いたします。

 

その名も…

けんさむさんが太鼓判を押す熊本の有名飲食店9店が白川夜市の会場に大集合!
この日のために企画したオリジナルお弁当&お惣菜ご白岳しろキッチンカーで提供する米焼酎との美味しいペアリングで、春の行楽日和を盛大に盛り上げていきます!

 

【イベントについて】
◆開催⽇時
2024年3⽉23⽇(⼟)16:00〜22:00
※⾬天中⽌(中止の場合はイベント2~3日前に広報予定)

◆会場
⽩川夜市会場(白川「緑の区間」)
※駐車場はございませんので、公共交通機関か近くのパーキングをご利用ください

◆参加予定店舗
・花蕾
https://somekenblog.net/shopping/hanatsubomi2/

・furusato
https://somekenblog.net/yorukensome/furusato2/

・辛だれ焼肉 いたる
https://somekenblog.net/yorukensome/itaru/

・ドコサ
https://somekenblog.net/shopping/dokosa/

・BAR BiTT バルビット
https://somekenblog.net/gourmet/barbitt/

・トーヨー
https://somekenblog.net/pr/toyo/

・葵 食堂 大衆酒場
https://somekenblog.net/gourmet/aoi/

・⼀ら久⾷品
https://www.ichiraku-foods.co.jp/

・⼿⽻ンゲリオン
https://www.instagram.com/tebangerion/

 

当日はイベント会場にけんさむさんも登場して、会場を盛り上げていく予定です。
グルメあり・お酒あり・ゲームありの家族で楽しめる企画満載の春フェスとなりますので、ぜひみなさまでお越しください!

第233回 花咲か爺さんの陰で

三月の下旬。サクラの蕾も膨らみ始めていた。来週には咲き乱れて、この公園も凄いことになるのだろうな、と散歩していたときだった。
一人の老人が恨めしそうにサクラの木を眺めていた。
老人は痩せて貧相だ。おまけにゲジゲジ眉のギョロ目。いかにも欲が深くて意地が悪そうだった。
どうもこの人は見覚えがある気がする。だが会ったことはないような。なぜだろう?思わず声をかけた。

「あなたはひょっとして……」そこから先が言葉に詰まって出てこない。
誰だったろう…。

「わかりましたか!?」と老人は目を輝かせた。
有名人だろうか?

「そう。私は花咲か爺さんの隣に住んでいた通称“いじわる爺さん“ですよ。そのような目で世の中の人からは見られている。ちがうんです。これには大きな陰謀が隠されている」
「ええっ!」
「サクラが咲き乱れる時期が来ると、辛い思い出が蘇る。私の話を聞いてくださいな」

いじわる爺さんは、腰を下ろすと天を見上げてとつとつと話し始めた。

「うちで畑をやってましてね。種を蒔いていると、必ず白い犬がやってきて掘り返すんですよ。二度三度と繰り返すので追い払った。その犬がいつの間にか隣の老夫婦の家に住みついたんです。まあ、それでもこちらに悪ささえしなければよいか、と思ってました。その頃、近くに盗賊が出るという噂があり、物騒なので家の近くの松の木の下にやっと貯めた財産を埋めて隠したんですよ。それを隣の白犬が見ていたんでしょうね。気がついたときには、隣の爺さんをその松の木まで連れて行って掘らせていた。隣の爺さん大喜びですよ。犬が教える場所を掘ったら金目のものが出てきたんですから。そりゃ、うちのものだと主張したが土の中にあるものは誰のものでもないはずだ、と。そう言われたらこちらはぐうの音も出ません。おかげで私は無一文です」

「隣の爺さんに頼み込んで白犬を借り出して『あれはうちの財産だったんだ。どうして隣の爺さんに』と愚痴ると、なんと人間の言葉で私に言ったんですよ。『ふ・ふ・ふ…実はわしは犬じゃない。こいぬ座プロキオンから地球を侵略しにきているエイリアンだ。犬の姿は、怪しまれないように地球征服活動をするため。その間の暇つぶしにやっただけだ』」

「地球征服とは大変だ!私の財産どころではない。私はそのとき手に持っていた鍬で反射的に犬に化けたそいつを殴り殺しました。私は地球を救ったんです。だが、そのことを隣の爺さんに伝えても信じてもらえません。そして私の目を盗んでエイリアン犬を埋葬していたのです。しかしあいつは黙って死んでいるような生やさしい奴じゃなかった。自分はまだ死んではいない。征服するどころか、いっそ地球を滅ぼしてやる!そう私の夢枕で宣言するのです。もう、犬の体はいらない。これからは好きなように隣の爺さんの肉体を操ると。隣の爺さんは憑かれたように松の木を切り倒し、犬エイリアンの命ずるままに臼を作り始めました。つくと金銀が生まれてくる臼です。それで爺さんばかりか他の人々をも惑わそうとしていたのです。私はなんとか隣の爺さんを欺き、跡形もないように臼を燃やしたのです」

「これで一件落着と思ったのですが、隣の爺さんは燃やした臼の灰を持ち出しました。まだエイリアン犬に操られていたのです。その灰には人々を幻覚に陥れる力がありました。灰を吸うと、どうも人々の脳は美しいものを見たと錯覚して、自分では何も判断ができなくなり、犬エイリアンの傀儡となってしまうらしいのですよ。その灰を老人は蒔いて回りました。人々の目がどろんと濁っていたから、美しく咲いたサクラの花でも見えたのでしょう。それは仮想現実のサクラです。私は鼻口を布で覆い、その様子を見届けました。これではいけない。私は密かに人心を惑わす幻覚灰の解毒剤の開発に着手しておりました。しかしそれが完成したときはすでに遅く、エイリアン犬の奴隷と化した自称“花咲か爺さん“に殿さままでも枯れた松にサクラが咲く幻覚を見せられていたのです」

「私は殿さまの前に飛び出し、幻覚灰の解毒灰を天よご照覧あれ!とまき散らしました。殿さまの視界は奪ってしまったものの、無事に幻覚からお救いすることができました。私はこうしてエイリアン犬の恐怖と陰謀を阻止したのに、殿さまのお怒りも誤解も解けず、ついこの間まで牢で服役しておったのです。やっと解放され、本物のサクラが咲くこの公園にやってきました。ここでは、もうすぐ天然の美しいサクラを見ることができるんですね。私は世の中では欲の深いいじわる爺さんということになってしまいました。なにそれでも構いませんよ。なにが真実か皆が知らなくても、世の中の陰謀を私が防ぐことができた、そう考えれば満足なのですよ」

そうだったのか。世の中は陽と陰でできている。なにが真実なのか?それは大事なことだが、真実のわかる人間がどれだけいるというのか。
さっき恨めしそうに見えた老人の表情が、私には実は世界を救った満足の表情に見えるようになったのは皮肉なことだ。

すると、近くのサクラの木の下に老婆たちの姿が見える。目が合うと老婆たちは私に近づいてきた。そして語りかける。
「舌切り雀の真実を知りたくありませんか?どうやって世界を守ったか」
「どうやってヘンゼルとグレーテルの不良兄妹を躾けることができたのか、詳しくお話しできますよ。この火傷ももうすぐ治ります」

 

【数量限定】「限定春色!!KAORU前掛け」プレゼントキャンペーン!

本日はHAKUTAKE ONLINE SHOPより嬉しい春のキャンペーンについてお知らせです!

🌸【数量限定】花香る、酒香る、白岳KAORUキャンペーン!🌸

◆HAKUTAKE ONLINE SHOPでは、白岳KAORUシリーズを含む総額5,000円(税込)以上ご購入の方へ「限定春色!! KAORU前掛け1枚」を数量限定でプレゼント致します。
◆昨年の大好評につき、今年も数量限定で実施します!

【キャンペーンの概要と注意事項】※必ずお読みください
・キャンペーン期間は2024/3/1(金)~無くなり次第終了となります。
・プレゼント対象者は白岳KAORUシリーズを含む総額5,000円(税込)以上ご購入の方
※1回のご注文につき前掛けは1枚となります。
・購入者と発送先が異なる場合(ギフト発送など)は、キャンペーン対象外となります。
・「KAORU前掛け」は注文商品と同封のお届けとなります。

 

白岳KAORUは春の行楽グルメとも相性抜群。
飲み方は、ずばりハイボールがオススメです!
白岳KAORUハイボールの爽やかな香りが、柔らかな春の匂いをより豊かに感じさせてくれますよ♪
春色のKAORU前掛けが手に入るのは、HAKUTAKE ONLINE SHOPだけ。

数量限定ですので、ご購入はお早めに!

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第232回 死神 vs 生神さま

世の中は、さまざまな偶然で出来ている。
たとえば、私。数日まではそこいらのどこにでもいる平凡なサラリーマンだった。
その朝、通勤していると目の前で女の子が自動車にはねられ十メートルほども飛ばされて道路に叩きつけられた。
救急車を呼べ!息がないぞ!と騒ぐ人々を尻目に私は横たわった女の子を抱きかかえた。
なるほど顔に血の気がなく息をしていない。
私が「しっかりしなさい」と揺すると、なんと!女の子は呻き声をあげた。
顔に血の気が戻っていく。一時的に仮死状態だったのだろう。

皆が私を指差して「この人のおかげで生き返ったぞ!」まったく外傷もないようだ。よかった!と私が言った瞬間だった。

私の背後に閃光が走り雷鳴が轟いた。空は晴れているのに私の後ろの樟の巨木に雷が落ちたのだ。
青天の霹靂が文字通りに現実に起こるとは。これほどの偶然を私は知らない。
偶然がいくつ同時に起これば奇跡と呼ばれることになるのか。女の子は立ち上がり、私に礼を言った。
そして周囲の人々は平伏して私に“神さま“と祈りはじめた。そう呼ばれて悪い気はしない。
「神さま」だけじゃない「生き神さま」と。
そして「何かお言葉を」
私は軽くため息をつき、何と言うべきか考えた。
思いつかないが神さまといえば聖書だろう。聖書に書いてあるのは‥愛という単語だったかなあ。
確か、神は愛であると言ったな。「愛‥‥」と言うと怒涛のように叫びが湧き上がった。
「生き神さまがお言葉をのたまわれた」それで十分だったのか。私の背後でビートルズのオールユニードイズラブが流れていたような気がする。
愛こそ、すべて‥か。

それから私は生き神さまになった。その翌日の新聞にも私のことは載っている。私も生き神さまとして一躍有名になったようだ。
来客だ。玄関に出るとひょろりと背が高い陰気な男が立っていた。全身黒ずくめ。
「どちら様ですか?」
「死神と申します」
「死神って、あの死神ですか?」
「そうですが」
「なぜここへ?」
すると死神という男はじっと私を睨んで言った。

「あなたのことを新聞で読んだのですよ。誰も私のことは歓迎しないのに、あなたは新聞に載って褒め称えられているじゃありませんか。一度会っておかなくてはとお訪ねしたんですよ」
私は慌てて「いえ、私が生き神かどうか皆が言い出したことで本当かどうかもわからないのですよ。
私には神の自覚などないし、私なぞ無視されるのが一番かと思いますよ」

すると死神は大声で言った。
「いや、ここへ来てあなたを一目見たときからわかりました。どんなに否定しても嘘はつけません。あなたは生き神です」
そうか。死神に断定されるくらいだから、私は本当に生き神になったのかもしれない。
「はあ。わかりました。納得されたらお引き取りください」死神にいつまでもいてもらっては私も困る。
いや、本人は死神と言っているが本物かどうかもわからない。心を病んだ人かもしれないではないか。

「いや、私はあなたが生き神というのが許せないのです。だいたい、私のことは皆死神と呼び捨てにするのに、あなたのことは生き神さま、と“さま“付けするんですか」
「それは私が言い出したことではないからなあ」

「しかも、生き神は皆で敬うのに。私のことなぞ名前を聞いただけで慄えあがる。何という不公平。しかも、私が死神であなたが生き神。名前は正反対の意味なのに言葉のニュアンスはまるで違う。不公平すぎる」
「でも死神さんは、自分が死神だと確信しておられるんですね。なぜですか?」
「私はなぜか、これから死ぬ人の周りに引き寄せられてしまう。なぜ引き寄せられるかわからないが、その人に一定以上近づくと必ずその人はすぐ死んでしまう。だから気づいたのですよ。私が死神であるということにね」
「どのくらい死神をやっているですか?」
「さあ、とにかく物心ついてからずっとですからねえ」

この世は人で溢れている。引き寄せられて人が死ぬくらいでは間に合わないのではないか?
「死神って、あなた一人なんですか?事故や戦争で大量に死者が出るときはあなた一人で大丈夫なのですか?」
「いや、ひょっとしたら実は死神というのは私だけではないと考えるようになってはいたのですがね。死神という職業があるのではないか、と」
「なるほど。じゃあ生き神というのも私の他に何人もいるのだ、と考えてもおかしくはないわけですね。で、どうしようと思うんですか?」
「ふふふ、おわかりですか!」と死神が薄笑いする。嫌な予感だ。死神は死ぬ人の周りに引き寄せられると言っていた。
私の前にいるということは……私も。

そのとき。「待て!待て!待て!」と大声で男が飛び込んできた。
すると死神がへなへなへなと私の前で倒れ込んだ。助かった。これで死神の餌食にならずに済む。
しかし彼は?「あなたは何者ですか。死神から私を助けてくれてありがとう。あなたは何者ですか?」
男は自分の胸を叩いて得意そうに言った。
「名乗るほどでもありませんが、実は私もやはり神なんです。でもこんな場所に引き寄せられるんです。ええ。失う神と書いて失神というんですよ」