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田野蒸溜所からの
お知らせ

ここは、
継承を続け、
探究を深める
蒸溜所。

2014年に閉校した田野小学校をリノベーションし、
2024年に誕生した田野蒸溜所。
三角の赤い屋根が特徴の校舎と体育館は、
その外観を残したまま貯蔵庫と蒸溜所に生まれ変わりました。
今ここで育まれているのは、
高橋酒造が深めてきた焼酎づくりの知見を
その製法に受け継ぐモルトウイスキー。
オーセンティックなウイスキーの味わいの中にも
確かなオリジナリティが香り立つ唯一無二の香味を探究し、
愛情と時間をかけて丁寧にウイスキーと向き合っています。

田野蒸溜所ができるまで

田野蒸溜所のこだわり

水にこだわる。

120年以上にわたって本格米焼酎をつくり続けてきた私たち高橋酒造は、お酒をつくる上で水がどれだけ大切かをよく知っています。人吉球磨の中でも田野地区に着目したのは、標高の高さに加え水質の良さが大きな理由のひとつです。田野蒸溜所ではより良質な水を求めて地下80メートルの深さから汲み上げた清涼な水をウイスキーの仕込み水として使用しています。

土地にこだわる。

ウイスキーづくりには、原材料であるモルトや職人の確かな技術、製造の場となる蒸溜所だけでなく、適した風土も必要です。良質な水やきれいな空気はもちろんのこと、熟成に大きく影響する寒暖差のある気候もそのひとつ。標高680メートルという高地に広がる田野高原は、私たちが考え得るあらゆる条件を満たす最適な土地でした。この地でウイスキーづくりに邁進し、いつか美晴山の野焼きを彷彿とさせるスモーキーな香りも蘇らせたいと思っています。

正統にこだわる。

私たちが探究しているのは、田野蒸溜所だからこそ生み出せる独自の香りとしっかりとした深い味で下支えするジャパニーズ・ウイスキー。その実現のためにまず大切にしたのは、本場ヨーロッパに学び、本場の製造設備を整えること。例えば製造の要となる蒸留器は、スコットランド製のものを導入。また、仕込みのプロセスに使用する粉砕機やマッシュタンはドイツから取り寄せました。

この地への想い

記憶まで、継承する。

田野小学校を田野蒸溜所に。
それは、2020年に起きた「令和2年7月豪雨」で甚大な被害を受けた
人吉球磨地域における創造的復興でありながら、
建築や都市計画を通して文化向上を図る
「くまもとアートポリス」の一環でもありました。
このプロジェクトを進める上で大切にしたのは、
「記憶を継承する建築」という考え方。
青空と緑の田圃の風景に映える「赤い屋根」という物質的記憶。
築34年の木造校舎を中心とした「小学校」が内包する郷愁的記憶。
美晴山をシンボルとした「田野高原」の風景を今に残す地域的記憶。
これら3つの記憶を、過去から現在、そして未来にまで継承し続けます。

どこか校章の趣を感じさせる田野蒸溜所のエンブレム。田野の「田」を中心に四方へ大麦の穂が伸び、その根元部分にはポットスチル(蒸留器)のシルエットがあしらわれています。また、人吉球磨地域の伝統文化「ウンスンカルタ」の図案もオマージュ。この地で育まれてきた過去を、現在と未来へ繋いでいく決意の表れでもあります。「ウンスンカルタ」とは、室町時代にポルトガルから伝来したカードゲームを日本風にアレンジしたもの。棍棒・刀剣・聖杯・金貨・巴紋の5つがモチーフになっており、そのデザインは西洋の文化を感じさせる。人吉球磨地域では今も伝統的な遊戯として継承され、熊本県の無形民俗文化財に指定されている。

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アクセス

[公共交通機関でお越しの方]

各高速バス「人吉IC」バス停からタクシーで約30分

  • 熊本桜町バスターミナル~人吉IC:約1時間40分
  • 宮崎駅~人吉IC:約2時間
  • 鹿児島中央駅~人吉IC:約1時間40分
  • 博多バスターミナル~人吉IC:約2時間40分
[車でお越しの方]

人吉インターチェンジから約30分
人吉球磨スマートインターチェンジから約25分

田野蒸溜所 〒868-0066 熊本県人吉市田野町3316-4

  • 緯 度 : 32度08分05秒
  • 経 度 : 130度40分53秒
  • 標 高 : 約680m
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