白岳から、しろ、そして待宵へ。〜匠の味と技
設備や環境は近代化されても、球磨焼酎の基本は変わりません。
米と水以外、いっさい何も加えず、造り手の永年の経験に基づく勘と腕で、一滴一滴造り出されています。原料米の選別から、麹の育成、もろみづくり、そして蒸留に至るまでー。
麹という「生き物」を相手にしているだけに、どの過程でも気を抜くことはできません。
微塵の妥協も許されない厳しい世界です。
杜氏をはじめ、製造にかかわるすべての造り手たちの、焼酎造りへの熱い気持ちがひとつになって、はじめて、おいしい焼酎が生まれます。
製法
良質の人吉米からつくった米もろみを、そのまま単式蒸留にかける古くから伝わる伝統の製法。大正時代。そこに球磨焼酎を飛躍させる大きな転換期が訪れます。ひとつは、原料の米が玄米から白米にかわったこと。もうひとつは、「二段仕込み」製法を取り入れたこと。まず、コウジ、米、水で1次もろみをつくり、これに大量の米、水、酵母を加えて2次もろみをつくるというやり方です。同時に蒸留機の改良なども進み、従来は仕込みから熟成まで約40日から50日かかっていたものが、25、6日で出来るようになりました。これによって生産効率が大きく向上し、出荷量もさらに増大していきました。
そして人気に拍車をかけたのが近年になって登場した「減圧蒸留法」。蒸留器中の空気を真空ポンプで減圧し、もろみを低温で蒸留する方法です。特有の臭いや雑味の成分を抑えた米焼酎が生まれました。弊社の「白岳」や「しろ」もそのひとつ。米焼酎本来の深い味わいはそのままに、口当たりがまろやかなことが人気を呼び、全国のみなさんにご支持をいただくようになりました。





