傷つけた者には不吉なことが……。 |
2011.10.28 |
球磨郡五木村役場から北へ10分ほどのところにある宮園地区。清流川辺川と田園に囲まれた静かで美しい風景が続く場所だ。
この地区の元・五木北小(今年3月閉校)の隣に、大迫力の姿を見せるイチョウがある。樹齢は推定500年の雄株のイチョウで、幹周りが約8.3m、根周りは約14m、樹高はなんと40m以上にもなり、熊本県下でも最大級のイチョウの古木だ。
1969年には県指定天然記念物にも指定されている。元々は雌雄揃った二株であったが、昭和40年代の台風で雌株が倒れ現在の姿となった。歴史は古く、文禄・慶長の役(1592〜1598年)に相良藩20代長毎公とともに従軍した五木のものが、朝鮮から記念に持ち帰って植えたと言い伝えられている。
このイチョウには不思議な言い伝えがあり、落ちた巨木の枝を販売した人が大怪我をしたり、乳房状の瘤を切り取って煙草入れにした人が病になったりと、イチョウを傷つけた者には不吉なことがおこると言われている。逆に、台風などで折れた枝は人を傷つけず、民家などを避けて落ちるという。
以前は春には豊作を祈り、秋には収穫を祝う祭りが催されていたが、現在では11月にイチョウ祭りが開催されている。また11月25日までは夜間にライトアップされ(18:30〜21:00)、神秘的な姿を見せる。特に、日が落ちてからの濃紺〜漆黒の夜に照らし出される黄金のイチョウの姿が見える時間帯がオススメだ。
11月12日に予定されている地元の祭りの頃には見頃を向かえ、優美な姿を見せてくれる。

『宮園のイチョウ』
●問合せ先/五木村役場 ふるさと振興課 0966-37-2212
■アクセス
球磨郡五木村宮園
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